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GWに読んだ漫画

最近電書課金のハードルが低くなったのもあり、友達に紹介してもらったら芋づる式でどんどん読んでしまうなど。

デビルズライン(1) (モーニング KC)

デビルズライン(1) (モーニング KC)

現代吸血モノ。恋愛要素ありで主人公(吸血鬼とヒトのハーフ)とヒロイン(ヒト)に萌える。警視庁に鬼退治の秘密組織があるっていう設定にも萌える(ヘルシング的な)

醜い顔の主人公が、他者の顔を奪う口紅を使って夢見た女優の道を歩むちょいサスペンスな漫画。

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

こっちは平安モノ(これも好物)。道真と業平のバディものだそうで、紙で欲しいので試し読みで踏ん張っている。。。

あとは、鈴木先生というドラマを見た。昔、村山由佳天使の卵を読んだ時と同じような感覚を持った。あんまり好きじゃないかなぁ。

産業技術大学院大学「人間中心デザイン」を終えて(ポエム)

先日、産技大の「人間中心デザイン」の最後の授業を終えた。昨年の9月から2末までの半年間で130.5時間(選択しなかった選択科目があったため130.5/144時間)のカリキュラムを1度も休まず消化した。

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これまで自分が目を輝かせて読んでいた本の著者や第一線で活躍する先生方から指導を受けたこと、ディレクター、マーケター、デザイナー、PM、エンジニア、立場は違えどHCDというキーワードで繋がった優秀な同期達と真剣にテーマに取り組めたこと、すでに業務に取り入れられているOBの方々からのサポート、どれも金額には変えられない価値があった。

ポエムちっくだが、半年前自分が何を考えて学び始めて、何を学び、考えたのかまとめておきたいと思う。

自分は何をしている人か

現場の技術サポートで設計したりJS書いたりしてるときもあれば、上流からヒアリングしてUI設計してるときもある。自社サービスにも関わるし、受託もやる。10000時間の法則と言われるように、高いレベルのスキルを身につけるためには絶対的な時間が必要だ。両方追いかけている限り、かける時間が分散するためガチのフロントエンドエンジニアには技術力で劣るし、ガチのUIデザイナー、UXデザイナー達には勝てない。だけど技術とデザイン(設計)をブリッジすることに価値があると思って両輪で仕事をしている。

何故産技大に行ったのか

より一次情報に近い専門家から体系的に学ぶため

UCDやHCDは目新しいものじゃない。新人時代にも「ちょっとペルソナ作ってみてよ」というような業務はあった。ここ数年、UXという言葉がバズワードになって、UX関連の情報が百花繚乱の状態になった感があり業務で使うテンプレートも増えた。個人的に、自分が理解しきれないままテンプレートに振り回されている感があり、うまく成果が出せないことに悩んでいた。POの大事なプロダクトをサポートするのにハッタリで進めたくなかった。何がどう繋がっているのか、本質は何なのか、より一次情報に近い第一線の人たちから体系的に学びたいという思いがあった。

足りない経験を素振りで補うため

本を読めば、学べば知識は増える。でもそれでは「知っている」だけで身につかないし、そんな状態では業務を自信を持って引っ張れない。そんな業務は待っててもこないし、業務に入れられたとしても、フルスウィングで頭からお尻まで何の邪魔も入らずできるなんて無理だと思っていて。私にはもっと素振りをして体感を身につける場が必要だった。いくら失敗しても格好悪くてもいい、その上ただがむしゃらに振るのではなく学びも踏まえた素振りの場所が産技大だった。

現場も納得できるプロダクトにコミットするため

これも個人的な思いになってしまうが、現場でエンジニアが動くのであれば、誰のためにこのプロダクトを作っているのか、何を実現しようとしているのか疑いを持って開発して欲しくなかった。手段ではなくチームが「ものづくり」にコミットするために、私自身の思い込みではなくユーザーを見すえた設計の必要性を感じていた。

何を学び、何を得たか

主軸となるHCDのプロセスとその手法

ユーザー工学やUCD、HCD、サービスデザインに至るまでの歴史から、HCDプロセスの全体像、ユーザーを理解するためのヒアリング設計からペルソナづくり、ユーザーの価値とビジネスの価値に基づいたサービス・プロダクトを設計するための構造化シナリオ法、UIの使い勝手を検証するためのユーザビリティテスト、インタビュー設計、アイデア発想…必要な基礎要素がとにかく詰まっていた。これまで断片的だった知識に一本筋が通ったような気がする。手法や知識についてはこれから復習しながらまとめていくことにする。

学びの態度

学ぶことは技術ではなく、態度。最後の一番大きなワークで浅野先生が口をすっぱくして言っていた。失敗してもいいから動いてみること、外化してみること、そこからフィードバックが返ってくる。今まで自分に足りなかったものだ。「師匠の声が聞こえなくなるまでに随分かかった」と先生が言っていたが、講義を終えてまさにその声が聞こえるようになった。それくらいインパクトが強かった。以下、名言集抜粋笑

  • プロ勉強家にはなるな、勉強をすることとは問いを立てることだ
  • 経験をしないと省察はない、Try and Error省察を繰り返す
  • 仕事のスピード『フィジカルスピード』『思考のスピード』『判断のスピード』日頃から考えてる人は、早い
  • 間違ってもいいから発信する、情報は出すところに集まる(外化)
  • HCDの基本は、いかに人を洞察できるか。質的調査はヒューマンスキルだ。
  • 性善説で書くな。そうやって生きているのか?そんな生活をしているのか?そんなことすらちゃんと見ていないのか。もっと物事を懐疑的にみよ。

自分の弱み

座学もあったが、実践を重視していることもあってワークが多かった。全然企業文化やバックボーンが違う人たちとワークしたら、相対的に自分の弱みが見えてきた。

  • 点に集中して考えすぎる
  • 上記ゆえに判断スピードが遅い

チームに一人は細かな違和感を指摘する人が必要とフィードバックを受けたが、同じような性質の人と組むと停滞してしまうことを知った。判断スピードをすぐに上げることは難しいけど、そこを補完してくれるメンバー(線で見て荒くてもすばやく判断をしていく人)がいればかなりうまく回った。

さいごに

半年間、毎週金曜日の終業後と土曜日は毎週のように品川シーサイドに通う日々だった。自費でも行かせてくださいという完全なる私の我侭で、金曜は恐る恐る定時前に上がっていたのだが「体系化された基礎を学ぶのも大事」と何も言わずに帰らせてくれたボスと同僚には感謝している。

授業KPTをやってみたり、授業外で業務後毎日のように集まって議論したり、予習のために休日を潰して輪読やリバース構造化シナリオをやってみたり、忙しい中そこまで一緒にできた貴重な仲間たちにも感謝しきれない。正直、かなり影響されたし、引っ張ってもらった。

これから

『UXはビジネスマナーだと思っている』と同期が言っていたのが印象的だった。ユーザーのことを考えないプロダクトがあるか?と。これからも、サービスが生まれ、新陳代謝を重ねる現場に立ち会っていたい。HCDはそのための共通言語だと思う。

授業の中で、どの先生だったか「このプログラムを終えると川の向こう岸に渡ってしまう」ということを言っていた。確かに、渡り方は知れたし、向こう岸は見えるようになった。対岸には実践者がみえる。でもまだ川が渡れず膝まで水に浸かって対岸を見ている。ここで学んだことは、ほんとうに始まりにすぎない。これから実践していく人こそが、産技大で学んだことを自らの血肉にしていくのだと思うから、恐れず前に進んでいきたい。まずは、復習と、業務に小さく取り入れることから。

ユーザビリティテストの"確からしさ"が気になるという話

ユーザビリティテストをやる機会があり、その情報を共有する中で「ユーザビリティテストはどれくらい信頼度があるのか」ということを聞かれた。信頼度が高いならその結果を信じて改善するし、信頼度が低いならそもそも別の方法でテストするということらしい。知識不足なのもあり、それからずっとモヤモヤしているため、いつか解決したときのためにモヤモヤを書いておくことにする。

確からしさという言葉は初めて聞いたのだけども、調査結果と真の値との差がどれくらいある可能性があるのか、正確度の度合い、確率といったようなことらしい。統計の世界とかで見かけた。

統計は母集団が一番大事なんだと言っていたので、ユーザビリティテストでその5人であるべき根拠はなんだ、そこから分析した結果にどれだけ信頼性があるんだということかなと認識した。ユーザビリティテストは5人のユーザーでユーザビリティ問題の85%を発見できると言われている。そこの数は問題ではなく、その5人のリクルーティングの質によっては信頼できない結果が出るんじゃないの、もしくはリクルーティングはよくても結果はそんなに信頼できるものじゃないのでは、ということを言ってるのかなと思った。

AIITでテストをやった際に、想定しているペルソナ像にマッチするユーザーをどうリクルートすればいいのかというのは疑問に思ったことはあるし、あまりにリクルート条件がざっくりしているとこの人ターゲットじゃなかったかも…とはなりそうだなと思ってはいた。 質的データを取らなければ「なぜ」はわからないと思っているし、ユーザーを見ずして改善するっていうのにも疑問を感じる。でもそこの「なぜ」の正確さや確率を問われると、とたんにどういうことだとハテナが飛んでしまってよくわからない。確率とか信頼性とかそういう話ではないような気もしたりしなかったりよくわからない。とりあえず、ニールセン博士のAlertboxのこのへんが参考になりそうである。

u-site.jp

u-site.jp

まだまだ、話ができるまでの知識も足りない。腑に落ちるまで、問いに終わりはなさそうである。けど、知識が足りなくても完璧じゃなくても、発信すれば問いが生まれる。成長が止まってしまうよりずっといい、と思う。

その後の産技大授業ふりかえりのはなし

メインとなる大きな演習も終わり、そろそろ産技大の授業も残すところあと2回になってしまった。演習が始まってからはひたすら実践でテーマと向き合っていてKPTはやってないのだけど、前回書いたのからどうなったか記録しておく。 hiromitsuuuuu.hatenablog.com

KPだけオンラインで、Tはオフラインでやることにした

授業後は懇親会があったり教室の延長利用がなかなかできないのもあり、Google Docsでふりかえりシートを共有して忘れないうちにKとPだけを書くことにした。

オンラインの悩み

オンラインでシートを共有したのはいいものの、書かれるかなぁ?という不安は常にあった(どんだけ心配性…)。そんななか授業後の懇親会で三澤先生から下記のようなアドバイスをいただき、2度目?くらいのタイミングで思いつく問いを追記したスプレッドシートをFbに共有してみた。

TRY出しはよくTRYを出す人が3人居ればオンラインでも成立する

シートに問いを入れておくだけでもKPTが出やすくなる

毎週末の授業後、Fbグループに「ふりかえりシートだよー」と投稿してウザい気もしつつ、数日後にスプレッドシートを開いては数人がびっしり書いてくれているのを見て泣いた←

いいね!と言ってくれる仲間を捕まえろ

一回やってみてこれは有用そうだなと思ったものの、やはり一人でやるのは不安で、ハードモードだろうかととある方に相談したら「私なら、仲間を引き込むかな。」的なコメントをいただいた。なるほど、何も最初から一気にみんなとやらなくていいのか、と思って飲み会の時に賛同してくれた人に声をかけて、少人数でやってみようぜってなった。

ふりかえりをやると、やり方のやり方、もっとうまいやり方を考えざるを得ない、あたりが unlearnだったりするかもね。

相談の中でunlearnって言葉を教えてもらった。 ameblo.jp

Slackは道具的にハードルが高すぎた

家庭持ちや仕事で忙しい人ばかりなので、Try出しをSlackでやろうと試みたのだけど、以下の理由からやっぱりオフラインでやろうということになった。

道具的ハードル

産技大の授業を受講しているのはエンジニアだけじゃない。エンジニアには馴染みがあっても、別のコンテクストの人たちには聞いたことのないツールだったりして、ハードルが高かった。UIが英語だし、登録からつまずいてしまう人が多くて、UCDを学んでいるにも関わらず配慮できてなかった。。。

非同期コミュニケーションの壁

そもそもSlackは見たいときに見る、返信したいときに返信するのに向いてる。みんながその瞬間に揃う、っていう状況を作り出すのが難しくて、慣れてくればオンラインでもできるのかもしれないけど、慣れるまではオフラインがよさげだという結論になった。

次の授業に臨むためにやる

人は忘れる生き物…

ここで忘れちゃいけないのが、何も「ふりかえりをやること」が目的じゃないってことで。産技大の授業は、一回座学的なものでプロセスに必要な知識を学んで、後半の応用編で実践をするって構成になっていた。座学から応用編までに別の授業が挟まったりして間が空くうちに、どんどん前の授業がところてん方式で流失していく感があり、「これ、応用編って座学が理解できてる前提で進むよね?まずくね?」という話になり、後半は応用編の授業1週前にオフラインでスプレッドシートを使ってオフラインでやる、というスタイルに落ち着いた。

個人PC+スクリーンが楽だった

授業のためにみんなPCを持ってきてたため、 1. まず個人でKPを出す。自分のPCに向かって共有のスプレッドシートに書いていく。 2. スクリーンを見ながら声に出してみんなに共有 3. Pの共有時にTを出し合い、記入役がまとまったTを記入する という形式が早いしデジタルに残るので楽だった。Pには本質的にはPじゃない質問も混ざってたりしたので、共有時に質問ラベルをつけたり、重複してるのはあれに吸収しよう、って整理したりした。

KPを出す前に前の授業で何をやったかを思い出す時間を取ったのだけど、忘れっぷりが激しくて、複数人でやったことで色々記憶が引っ張り出された。。。フィードバックループを自分一人で回すのが苦手なのもあり、他の受講者のみなさんにKPTでかなり引っ張ってもらったような気がする。 応用演習前にやったことで、助走なく授業に入れたのは良かったなと。

やってみてどうだったか

昨日、浅野先生の最後の授業が終わった。2次会で「KPTおばさんってあなたのこと?」と聞かれ、びっくりした。内心ドキドキしていたのだが、「ブログ読みましたよ、3回くらい」「あれは声をあげれば誰かが付いてくるっていう学び。それが学べたのがいい」「やったっていうのが大事」というようなコメントをいただいた。

はじまりはふと思いついたKPTだったけど、そこから出たTryがリバース構造化シナリオをやってみる会や教科書の輪読に繋がったりした。これは、自分で考えて動いて得た学びの小さな成功体験かもしれない(●∀●)

2016/2/5 DIR EN GREY ARCHE@日本武道館 参戦記録

ARCHEの集大成となる武道館2days初日。産技大の発表を次の日に控えながらも、会社帰りに行ってきた。

席は1階東スタンドの一番後ろの席。上手側からステージを斜めに見る形になり、結構ステージが近く感じられたけど、2階席が頭上に迫ってるため、スクリーンが半分見切れる感じになって武道館仕様の綺麗な映像が見えなくてちょっと残念だった。けど、Dieさんや京さんの一挙一動が見えた。

10分か15分ほどしてから、SEとともに横スクロールの映像が流れる。ところどころに英語の記述が。DIR EN GREY ARCHEの文字が出て、Un deuxからスタート。京さんの衣装は、長いドレープコート?ジャケット?にプリーツスカート、黒スキニー、頭に布たらしてる感じだった。

本編前半から、ARCHE曲が丁寧に演奏されていく。濤声での叫びはなくて、初回聞いたほどの痛々しさは感じない。「届かない…」で余韻を残して終わり。禍夜想では、お立ち台にぺたりと座った状態から幽体離脱状態で歌ってるのが見えた。お経タイムのあと、and zeroが中盤にもってこられてて、歌詞がついてた。ARCHEがこれで完成したって感じがした。てふてふ、懐春の流れがエロすぎた。白い裸の妊婦の女性が横たわってる映像がゆっくり流れている映像が見えた。

アンコールのTHE FINALではステージがスクリーンに映されてそこに歌詞の字幕が…!朔が続き、Revelation of mankindの関連曲が続いてる感じかなと思っていたら、KRのイントロが流れざわめく会場。生で聴けてめちゃくちゃ楽しかった(´;ω;`)そしてCHILD PREYで締め。最後、the best days of your life みたいな2行分の英語がスクリーンに出てた。

武道館、本当に美しかった。解脱の道がありそうだった。1曲目から最後のチャイプレまで、目から水漏れが止まらなかった...。神セトリだった。

2日目もチケットを取っていたものの、都合により泣く泣く友達に託した。けど、相談したら2日間来場特典の引き換えに協力してくれることになったので産技大の授業が終わってからまた武道館へ。武道館前では音漏れを楽しんでいる虜さん達がポツポツといて、「オブスやりました?」「激闇もやりましたね」みたいな会話が繰り広げられてて微笑ましかった。

ARCHEも終わったし、これからまた一旦ツアーがなくなるかなと思いきや、VULGARとDSS、鬼葬ツアーが発表されたらしくやばすぎた。2016年でディルさん虜の財布つぶしにきてる。なにかとこの年代の財布狙われてるよね?いや、もうこれは全部いくしかない!!金は稼げばええ!ということで引き続き参戦です。

セットリスト

  1. Un deux
  2. 咀嚼
  3. Phenomenon
  4. Cause of fickleness
  5. 濤声
  6. 輪郭
  7. Chain repulsion
  8. Midwife
  9. 夜想
  10. INWARD SCREAM
  11. and Zero
  12. てふてふ
  13. 懐春
  14. Behind a vacant image
  15. SUSTAIN THE UNTRUTH
  16. 空谷の跫音

EN.

  1. The inferno
  2. Revelation of mankind
  3. THE FINAL
  4. 朔-saku-
  5. 【KR】cube
  6. CHILD PREY

おはな。 最後の晩餐。 オブジェ。 楽器展示横の幕。 楽器展示。

2016年の年賀状

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今年の年賀状は孫悟空だった。今年は例年に比べて時間が少なく、印刷済みのものでもいいかと思ったりもしたが、1人でも年賀のイラストを楽しみにしてくれてる人が居るなら描かねばなるまいと描いたら意外といいのが描けた。毎年恒例になっていて、一回しか会ったことのない先輩の奥さんが「似てる!」と喜んでくれたりして、ちょっとしたことだけど自分の作ったものが誰かに驚きとかを与えてるのが嬉しい。

Winを処分したので作業環境が変わったが、イラレのオートトレースさえあれば余裕だった。トレース前の原画のコントラストや明るさ調整はiPhoneで事足りた。iPhoneには感謝している。

今でも小学校4-6年の時の担任(超恩師)と年賀状のやり取りが続いている。卒業して20年も経つと考えると、もう子供いてもおかしくないし、時空を超えてる感が凄まじい。中高時代、そろばんの競技大会でアメリカまで一緒に行った岐阜や京都のおねいさん方とも緩やかに繋がっている。こういうのはSNSじゃできないやり取りだと思う(ネット民がすべてでもないし未だメールベースな人も居る)。社内の年賀状交換には反対派(納会で面と向かって礼を言えばいいし、むしろ納会ってそのためのもんだし、新年の挨拶は明けてから言えばいいと思うので)だが、年賀で繋がるゆるい関係には賛成派である。形式的なものとか繋がんなくてもいいようなものは別にいい気もする。結局出す人次第。

20年を経て、いじめられっ子だった小学生は何者かになれただろうかと年賀を書きながらふと思った。少なくとも福岡6年を経て、東京でJS書いたりUI設計してるとは想像もしなかった未来だ。

2015年ふりかえり

本当に1年間あっという間でした。もう除夜の鐘がきこえる。

おしごと

拠点移動

夏に拠点移動があり、通勤経路が変わった。トータルの時間的にはほぼ変わりはないのだが、帰りに勉強会に寄りにくくなり行く機会が減った。

プロダクトコードを書く

フロントではないが、現場のサポートでプロダクトコードを書いた。現場とのやり取りが多くなりエンジニアと仲良くなれたので、気軽に質問してくれるようになり怪しい挙動のコードを相談して事前に潰すことができた。現場からサポートが名指しでくるようになり嬉しかった。

GitとKPTおばさんと化す

プロト開発やプロダクトコード開発の中で勝手にせっせとGitを使い、チーム内でGit勉強会を開催。Gitおばさんと化す。勝手にKPT導入、いつしか後輩が真似するように。

自分が設計したプロダクトが世に出る

UI設計に関わったプロダクトがはじめてローンチ。担当から外れそうになるも食い下がり次期改修検討に食い込む。

別組織の兼務がつく

プロパーで6年半も同じ組織に居たが、別の組織にUI/UX要員として入ることに。

今年は特に組織外から名指しでお仕事をいただくことがちらほらあった。アウトプットは全然ポンコツだが、頼んで良かったと言ってもらえるよう精度を上げていきたい。

プライベート

家族を大阪に連れていく

従兄弟が結婚し、四国から出たことのない家族全員を大阪に案内するというミッションが発生。滅多に起こらない瀬戸大橋線の人身事故に遭遇しながらもなんとか大阪へ。大きなトラブルなく色々対処できたのは福岡東京と拠点移動で慣れたからだなと経験をふりかえる。

AIIT受講生になる

何年か前からか存在は知っていた産技大。去年は申込書のボリュームに尻込み、締め切りの早さに諦めた感じだったが今年は5jの勉強会の縁なんかもあって受講に踏み切れた。自分が設計に関わったアプリをテストの対象に出したり、KPTをやったり、自分が何かやったら周りが動くというのを少し実感できている。職種はバラバラだが同じテーマについて議論できるというのは母校の芸工と同じ匂いを感じて居心地がいい。しかし卒業生が「MPは回復するけどHPは削られるから気をつけて」と言っていたのを身を持って感じている。来年の2末までが勝負である。

ヒーロー的な人たちに会う

後半は不思議とデザインとエンジニアリングとか、アクセシビリティなコアな会に呼んでいただくことが続いた。ほぼ借りてきた猫状態だったが、曲がりなりにもそんな場に呼んでいただけるのが嬉しい。大学生のころ、早く歳を取ってそういう場の議論に加われるようになりたいと思っていたのを思い出した。

ひたすら捨てる

Amazon Sellerでは本を、メルカリではトレース台やペンタブ、アーティストグッズなどひたすら売った。長年使ったWinのデスクトップも処分したし、ローテブルも捨てた。13年使った冷蔵庫ともお別れして新しい冷蔵庫がやってきた。執着を捨てればまだ捨てられると思う。ただ、色々詰め込みすぎて引っ越しには踏み切れなかった。

そうかつ

思い返せば今年も色々あった。 新社会人の頃からお世話になってる先輩の、結婚願望に関するツイートが印象的で、ああそうかもねと思った。自分の人生で精一杯で、相手のことを思いやる暇がなくて結局あとで「たられば論」になってしまう。 来年はまずは自分が自分を認められてる状態だったり自信のない部分を埋めてくのが必要な気がする。