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to see more to see.

2016年のふりかえり

2016年も早かった。紅白歌合戦と笑ってはいけないの時間だ。なんか2016年はものすごく詰まっていたような気がする。とりあえず後半は土日ダラダラする日がないくらいせっせと動いていた。

産技大卒業

随分前のような気がしていたけど、3月に卒業したんだった。年明けから、最後の一番重い演習が始まって、最終発表ではいい評価をもらえたし、テーマとなった企業までお邪魔して発表させてもらう機会ももらえた(それとは別に個別に話を聞かせにも行かせてもらえた)。そのあとも、有志で集まって輪読回をやったり、共有会をやったり、京都の別コミュニティにお邪魔させてもらったり、プライベートプロジェクト的なのに入れてもらったりと振り返ると意外とゆるゆる動いていた。

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11月には産技大2016のユーザビリティテストの授業のメンターをさせてもらって、弱気になりつつ先輩にお叱りをうけつつも、なんとか最後までやりきり、1年間で上がった視座を確認できた。

おしごと

しごとは、ちょっとだけ、自分から踏み込むという感覚を掴みかけている。前半はUIデザインに関わっていたサービスがクローズするまで、改善のために産技大で学んだユーザーヒアリングやユーザビリティテストを提案して、実践してみた。クローズしてしまったのは残念だったけど、今の会社でゆりかごから墓場までtoCのサービスに少しでも関われるというのは貴重な体験だった。後半は、主担当として仕事をしたいとお願いしていたのもあって、ヒアリングからUI設計、プロトタイピングまで、苦手な判断とタスク調整に向き合いながら、少しづつ進めている。

プライベート

よく映画を見た(オデッセイ、少女、君の名は、シンゴジラ、聖の青春 etc...)し、伊豆や瀬戸内芸術祭の秋会期に旅行に行ったり、革製品のワークショップに参加したり、いろいろやった。ライブレポ書けてないけど、VISUAL JAPAN SUMMITも行ったし、ディルのARCHEツアーから、VULGAR、DSS、鬼葬と全ツアー参加できた。今年のライブ納め鬼葬の新木場では人生初で200番台という良整番で、年末から北海道に帰ってしまう同僚のバンギャちゃんと楽しく虜活動できた。京さんのご機嫌っぷりがそりゃもう愛おしくて、蟲の最後に、京さんが「生きたい...生きたい...」って空を掴むようにして絞り出した叫びからの新曲は号泣で、「生きてるか!届いてるか!」って煽りが刺さりすぎた。

そうかつ

1年ごとに比べると、去年よりは進んでいる気が・・・する!今年も色んな人たちにお世話になったし、支えられた。ただ、10末からずっと蕁麻疹がおさまらなくって、なんか体が無理してる感じがある。去年の総括にこんなことが書いてあった。

自分の人生で精一杯で、相手のことを思いやる暇がなくて結局あとで「たられば論」になってしまう。 来年はまずは自分が自分を認められてる状態だったり自信のない部分を埋めてくのが必要な気がする。

これはまだ達成できていそうにもない。ひとつずつ、ちょっとずつ前に進んで、胸がはれるようになれたらいいなと思う。そのときには、別の誰かのことをもっと考えられる余裕ができる、はず。

とあるサービスのゆりかごから墓場までを見て考えたこと

先月末、初期の立ち上げから2年ほど関わっていたサービスがクローズした。オーナーのはからいで先日、初期メンバー数人でお疲れ様飲み会をしてきた。

自分たちがもう一回サービス立ち上げをすれば、きっともっとうまくいく気がするのに!せめて知見を別のプロジェクトに!ととてもよい飲み会だった。

思えば、立ち上げ時は経験不足でペルソナもシナリオも用意されたフレームワークを使うのに精一杯だった。その間にAIITに通い、武器を得て、無償でいいからユーザビリティテストをさせて欲しいとダメ元でオーナーに相談してみたり、ユーザー像を明確にするために手近でリクルーティングしてユーザーインタビューしてペルソナ作ったり。いろいろ成長させてもらったし、担当の域を越えて考えさせてもらえた。一緒にやらせてもらえたオーナーと、PM、一緒にUI設計してきた先輩、それを開発したエンジニアさん達には感謝しきれない。

立ち上げて、一緒に苦しんで、墓場を見た後って、こんなにも複雑な気分になるとは思いもしなかった。はじまった限り、いつかはクローズする。ビジネス的にそこでクローズを決断するのが良い判断のときもあるので、仕方がないのだけれど、一回もピボットさせられなかったこと、こんなにも学びを得てチームが良い雰囲気になれたのに次におなじメンバーでの挑戦が許されてないこと、が寂しい。

いくら学びを得ても、サービスが成功しなくちゃ意味がない。なんかいろんな感情がぐるぐるして、結果、次に自分が関わるプロダクトに必ず返していこうと思うのであった。

2016年GWの帰省

徒然

GWなので、年始からアクセル踏みっぱなしだったのも一旦止まれ。

小学校時代の友達に会う

もう自分と同い年の子には小学生の子供がいるような年だけど、自分の小学校時代の友達に会ってきた。SNSでゆるく繋がり、写真で戻ってきてることがわかって「会おう〜」って言えるなんて素敵だ。

その距離、わずか1軒先のお隣さん。

ホールケーキならぬ巨大なホールどら焼きをご馳走になった。

あんこたっぷり...!!!

子育ての話から、最近ハマってる漫画の話まで、重いのから軽いのまで色んな話をした。みんななにかしらあって、苦渋の決断をして今に至るってこととか、みんななにかしら抱えて生きてる。そんななかでも、少なくとも自己決定権は捨てちゃいけないなと改めて思うなど。

散歩日和だったので近所をふらふらと。都会に住むと、こういう景色に憧れたり癒しを求めるひとがいるのもなんかわかる。

田んぼにはもう水が張られていたり。濁りが取れれば景色が映り込んで綺麗だろうなぁ。

田舎もんと言われても仕方ないけど、贅沢なので悔しくない笑

ばあちゃんに会う

車で30分ほどの、海の近くに一人で住んでいるばーちゃんに会いにゆく。

さくらんぼの苗があった。

裏の畑には花がいっぱいである。

一人だと誰とも話さなくなるから、最近デイサービスに行き始めたのだとか。どう?と聞くと、「どこを見ても年寄りばっかりで、こんなに年寄りばっかり集めて何するんやろかと思った」と。確かに、生産的な何かは感じられないかも。。。小学唱歌ばかりが流れるらしく、もっと若い頃を思い出すような懐メロとかを流せばいいのに、なんだか"年寄りにこだわっている"ようだと。ステレオタイプなお年寄り像に沿ったサービスか...とばーちゃんの話にはいつも新しい発見がある。

甘えてくる猫さん発見。もう一匹、黒でお腹が白い子がいるらしいんだが、近所の子が「礼服」という名前をつけているらしいと聞いてフいた。平和である。

ふきを採りに近所にある別の畑にゆく。

葉っぱはチョキチョキして茎だけ持ち帰る。

天気が良かったので海まで。歩いて5分もかからない。ほぼプライベートビーチ。

砂浜もあるけど、岩場もある。ひじきやのりが採れるんだけど、今年は時期を逃したと母。

小さい頃から当たり前だった景色、これが贅沢だと思えるようになったのは最近の話。

善通寺のお砂踏みにゆく

四国八十八ヶ所霊場開創1200年ってことで、善通寺でお砂踏みしてきた。約50日かかるところを、一箇所で回れるっていうある意味ショートカット。逆回りはより強い力を持つということで、逆回りしてきた。

五重塔には長蛇の列が

徳島産のすだちサイダー、後味がものすごくすだちで、品のいいすまし汁を彷彿とさせる。

うどんを食べる

昼ごはんといえばうどん

自分であたためるスタイル

だしタンク

あー、これこれって感じ。ソウルフードチャージ。

鳥坂まんじゅうも食べる(食べてばっかり)

行きつけのうどん屋が改装したと知り、次の日もうどん

だしがうまし

京都に行ってきました

産技大でのご縁もあり、GW前の金曜から日曜にかけて京都にお邪魔してきました。2日目の夜だけ雨が降ったものの、外で活動している間はいいお天気で、お散歩日和でした!宿がとっても素敵だったのと、UX京都のワークショップにお邪魔させていただいたなかで得た気づきなどもあったので記録しておきます。

[Day1] 宿泊先のクマグスクへ

産技大同期のおねえさまと、金曜の18時台の新幹線で京都へ。アートとホステルを融合させた"アートホステル"のクマグスク(KYOTO ART HOSTEL Kumagusuku )に2泊させていただきました。

エントランス。クマグスクは大通り(後院通)から少し入ったところにある。

看板も洒落てる。

チェックインを済ませて2階の部屋へ。

1階の奥はギャラリーになっていて作品が飾ってある。

2階。廊下や部屋の前にもアート作品が展示されている。

ドアにもタイポグラフィが。

泊まらせていただいたのはトリプルのお部屋。ロフトタイプの二段ベットがあって素敵。

部屋の中にも展示が。

[Day2] UX京都を見学させてもらう

1階に降りると、キッチンからいい匂いが。素敵なオーナーの奥さまが朝ごはんを作ってくださっている。

素敵すぎる朝ごはん1。綺麗に三宝に乗っている。おねえさんが「今日はどこに行かれるんですか?」とやんわり話かけてくれて癒された。一緒に行ったおねえさまと「私たちなんて朝コンビニですよ!こんなちゃんとした朝ごはん久しぶり…今日はこれで生きられる…!」と感動しながら食すw

UX京都の会場であるMTRL KYOTOへ。 mtrl.net

1階ではほかのデザイン講座みたいなのもやってた。

サービスサファリに帯同して、議論を観察する

お邪魔させてもらったのは、UX中級編ワークショップ。この日は全3回のうちの最終日で、サービスサファリをやる回。構造化シナリオ法を使って考えたサービスのペーパープロトタイプをProttに入れて街に出かけ、アクティビティシナリオ通りに実際の世界で体験してみることで、そのサービスと環境の関わりを知り、本当に使えるかどうかが分かってくる、というもの。アクティングアウトはその場で写真の背景なんかを使って、その場にいるように振る舞うけど、もっと精度の高い実地版という理解をした。

全3回だが私は最終日のみの参加でサービス検討自体には途中参加できないことと、産技大で体験しなかったサービスサファリの見学をさせてもらうつもりだったのもあり、チームが「何に気づいて、何を議論したか」をメモして最後にフィードバックする観察役として参加させてもらった。『悪魔の援護者』と呼ばれるらしい。チームが5人いたら、その中でもあんまり分かってなさそうな人に「これは何の役に立つの?」「何でやってるの?」「ゴール間違ってない?」と介入しろという指令をいただいたw

議論の観察をしてみて…

私がチームについてやったのは、簡易的なリアルタイムドキュメンテーションみたいなものかなと思った。外でのサービスサファリを終え、チームに戻ってフィードバックした際に、書いただけの「メモ」を読み上げただけでは伝わりにくさを感じた。観察者として場で発言しただけでは話し合いの参加者の一人となってしまって、共通理解っていうのにはちょっと遠いかもなぁと思った。産技大でタイムライン状のリアルタイムドキュメンテーション(RTD)を見せてもらったが、そういう風にメモにタイムラインと議論の上下の情報が加わった時、参加者が全体を見渡すことができ、そこで共通認識が生まれ次の議論のベースになるのかなと思いRTDに興味が湧いた。

サービスサファリの中で参加者が、シーンの繋ぎの検討が漏れていることに気づいたり、UI上のラベルの表現が不適切なことに気づいたり、議論が別軸に触れた際に機能を増やしすぎたことに気づき本質に戻ったりだとか、議論を第3者の視点で追いかけるということもなかなかないので良い体験だった。この手法でどんなことに気づけるのか、というのを別の視点で見ることから知れる、というのがおもしろい。一番驚いたのが、チームの方が東本願寺で実際にその場に来ている人に話を聞いていたこと。低精度のプロトタイプでユーザーの声を聞くってこういうことなんだなと、改めて思えた。

気になった語録

  • 魅力は足し算では生まれない(機能を足して魅力を出すということをやりがちだが、インタラクションでは魅力は伝わらない)
  • デッサンは、考えたり観察するために手を動かしている。そのものを別の形で取り入れて理解すること
  • 概念のデザインはスケッチではできないので、ユーザーのコンテクストを演じてユーザーの動きをスケッチしている

サービスサファリのために東本願寺

下戸にも関わらず2次会で日本酒のお店に連れて行ってもらう。

のれんの蟻とキリギリスが可愛い。働いて呑むか、働かずに呑むかってこと?

お皿が可愛い

可愛いたこさんウィンナー。久々に見た。

この日の夜は雨。屋根に跳ね返る雨音が気持ち良く、疲れもありすぐに眠りに。

[Day3] 京都観光

素敵すぎる朝ごはん2。この日はたけのこご飯…!なんと贅沢な。キッチンの奥にたくさん梅干しの瓶が並べられていたので「梅干し…」と言ってると「食べたかったんだったら出してあげたのに」と言われる食いしん坊。。。

清水寺に行ったことがないという私のわがままを聞いてもらい、清水寺へ。この景色、見たことある…!近くにある縁結び神社の地主神社にも行って、人形の厄払い(人形に名前を書いて息を三回吹きかけて水に流す陰陽師みたいなやつ)をやっておみくじをひいた。末吉だった…そんなもんだよね。

参道には人がいっぱい

有名な阿闍梨餅の本店へ。できたてのほかほかは美味しかった!!ここでしか食べられない味だとしったのは偶然。「寄り道もわるくない」と脇道の別の参道へ

途中見つけた可愛い猫の置物

舞妓体験というのがあるらしく、舞妓さんの格好をした観光客ががちらほらといた。派手な着物姿の海外観光客も。先生曰く「あれを発見したひとはすごい」だそうだ。日本人は一発で見て違和感を感じるけど「体験」としては最高なんだろうな。

買い食いが捗る…

歩いてぐったりで、最後はラーメンで〆。京都駅へ向かい、京都の旅終了〜

UX京都のワークショップの浅野先生や産技大OBの方々、UX京都の方々のお陰様で楽しい「京都3日間」を過ごすことができました、ありがとうございました (´д`)

GWに読んだ漫画

最近電書課金のハードルが低くなったのもあり、友達に紹介してもらったら芋づる式でどんどん読んでしまうなど。

デビルズライン(1) (モーニング KC)

デビルズライン(1) (モーニング KC)

現代吸血モノ。恋愛要素ありで主人公(吸血鬼とヒトのハーフ)とヒロイン(ヒト)に萌える。警視庁に鬼退治の秘密組織があるっていう設定にも萌える(ヘルシング的な)

醜い顔の主人公が、他者の顔を奪う口紅を使って夢見た女優の道を歩むちょいサスペンスな漫画。

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

応天の門 1 (BUNCH COMICS)

こっちは平安モノ(これも好物)。道真と業平のバディものだそうで、紙で欲しいので試し読みで踏ん張っている。。。

あとは、鈴木先生というドラマを見た。昔、村山由佳天使の卵を読んだ時と同じような感覚を持った。あんまり好きじゃないかなぁ。

産業技術大学院大学「人間中心デザイン」を終えて(ポエム)

先日、産技大の「人間中心デザイン」の最後の授業を終えた。昨年の9月から2末までの半年間で130.5時間(選択しなかった選択科目があったため130.5/144時間)のカリキュラムを1度も休まず消化した。

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これまで自分が目を輝かせて読んでいた本の著者や第一線で活躍する先生方から指導を受けたこと、ディレクター、マーケター、デザイナー、PM、エンジニア、立場は違えどHCDというキーワードで繋がった優秀な同期達と真剣にテーマに取り組めたこと、すでに業務に取り入れられているOBの方々からのサポート、どれも金額には変えられない価値があった。

ポエムちっくだが、半年前自分が何を考えて学び始めて、何を学び、考えたのかまとめておきたいと思う。

自分は何をしている人か

現場の技術サポートで設計したりJS書いたりしてるときもあれば、上流からヒアリングしてUI設計してるときもある。自社サービスにも関わるし、受託もやる。10000時間の法則と言われるように、高いレベルのスキルを身につけるためには絶対的な時間が必要だ。両方追いかけている限り、かける時間が分散するためガチのフロントエンドエンジニアには技術力で劣るし、ガチのUIデザイナー、UXデザイナー達には勝てない。だけど技術とデザイン(設計)をブリッジすることに価値があると思って両輪で仕事をしている。

何故産技大に行ったのか

より一次情報に近い専門家から体系的に学ぶため

UCDやHCDは目新しいものじゃない。新人時代にも「ちょっとペルソナ作ってみてよ」というような業務はあった。ここ数年、UXという言葉がバズワードになって、UX関連の情報が百花繚乱の状態になった感があり業務で使うテンプレートも増えた。個人的に、自分が理解しきれないままテンプレートに振り回されている感があり、うまく成果が出せないことに悩んでいた。POの大事なプロダクトをサポートするのにハッタリで進めたくなかった。何がどう繋がっているのか、本質は何なのか、より一次情報に近い第一線の人たちから体系的に学びたいという思いがあった。

足りない経験を素振りで補うため

本を読めば、学べば知識は増える。でもそれでは「知っている」だけで身につかないし、そんな状態では業務を自信を持って引っ張れない。そんな業務は待っててもこないし、業務に入れられたとしても、フルスウィングで頭からお尻まで何の邪魔も入らずできるなんて無理だと思っていて。私にはもっと素振りをして体感を身につける場が必要だった。いくら失敗しても格好悪くてもいい、その上ただがむしゃらに振るのではなく学びも踏まえた素振りの場所が産技大だった。

現場も納得できるプロダクトにコミットするため

これも個人的な思いになってしまうが、現場でエンジニアが動くのであれば、誰のためにこのプロダクトを作っているのか、何を実現しようとしているのか疑いを持って開発して欲しくなかった。手段ではなくチームが「ものづくり」にコミットするために、私自身の思い込みではなくユーザーを見すえた設計の必要性を感じていた。

何を学び、何を得たか

主軸となるHCDのプロセスとその手法

ユーザー工学やUCD、HCD、サービスデザインに至るまでの歴史から、HCDプロセスの全体像、ユーザーを理解するためのヒアリング設計からペルソナづくり、ユーザーの価値とビジネスの価値に基づいたサービス・プロダクトを設計するための構造化シナリオ法、UIの使い勝手を検証するためのユーザビリティテスト、インタビュー設計、アイデア発想…必要な基礎要素がとにかく詰まっていた。これまで断片的だった知識に一本筋が通ったような気がする。手法や知識についてはこれから復習しながらまとめていくことにする。

学びの態度

学ぶことは技術ではなく、態度。最後の一番大きなワークで浅野先生が口をすっぱくして言っていた。失敗してもいいから動いてみること、外化してみること、そこからフィードバックが返ってくる。今まで自分に足りなかったものだ。「師匠の声が聞こえなくなるまでに随分かかった」と先生が言っていたが、講義を終えてまさにその声が聞こえるようになった。それくらいインパクトが強かった。以下、名言集抜粋笑

  • プロ勉強家にはなるな、勉強をすることとは問いを立てることだ
  • 経験をしないと省察はない、Try and Error省察を繰り返す
  • 仕事のスピード『フィジカルスピード』『思考のスピード』『判断のスピード』日頃から考えてる人は、早い
  • 間違ってもいいから発信する、情報は出すところに集まる(外化)
  • HCDの基本は、いかに人を洞察できるか。質的調査はヒューマンスキルだ。
  • 性善説で書くな。そうやって生きているのか?そんな生活をしているのか?そんなことすらちゃんと見ていないのか。もっと物事を懐疑的にみよ。

自分の弱み

座学もあったが、実践を重視していることもあってワークが多かった。全然企業文化やバックボーンが違う人たちとワークしたら、相対的に自分の弱みが見えてきた。

  • 点に集中して考えすぎる
  • 上記ゆえに判断スピードが遅い

チームに一人は細かな違和感を指摘する人が必要とフィードバックを受けたが、同じような性質の人と組むと停滞してしまうことを知った。判断スピードをすぐに上げることは難しいけど、そこを補完してくれるメンバー(線で見て荒くてもすばやく判断をしていく人)がいればかなりうまく回った。

さいごに

半年間、毎週金曜日の終業後と土曜日は毎週のように品川シーサイドに通う日々だった。自費でも行かせてくださいという完全なる私の我侭で、金曜は恐る恐る定時前に上がっていたのだが「体系化された基礎を学ぶのも大事」と何も言わずに帰らせてくれたボスと同僚には感謝している。

授業KPTをやってみたり、授業外で業務後毎日のように集まって議論したり、予習のために休日を潰して輪読やリバース構造化シナリオをやってみたり、忙しい中そこまで一緒にできた貴重な仲間たちにも感謝しきれない。正直、かなり影響されたし、引っ張ってもらった。

これから

『UXはビジネスマナーだと思っている』と同期が言っていたのが印象的だった。ユーザーのことを考えないプロダクトがあるか?と。これからも、サービスが生まれ、新陳代謝を重ねる現場に立ち会っていたい。HCDはそのための共通言語だと思う。

授業の中で、どの先生だったか「このプログラムを終えると川の向こう岸に渡ってしまう」ということを言っていた。確かに、渡り方は知れたし、向こう岸は見えるようになった。対岸には実践者がみえる。でもまだ川が渡れず膝まで水に浸かって対岸を見ている。ここで学んだことは、ほんとうに始まりにすぎない。これから実践していく人こそが、産技大で学んだことを自らの血肉にしていくのだと思うから、恐れず前に進んでいきたい。まずは、復習と、業務に小さく取り入れることから。

ユーザビリティテストの"確からしさ"が気になるという話

ユーザビリティテストをやる機会があり、その情報を共有する中で「ユーザビリティテストはどれくらい信頼度があるのか」ということを聞かれた。信頼度が高いならその結果を信じて改善するし、信頼度が低いならそもそも別の方法でテストするということらしい。知識不足なのもあり、それからずっとモヤモヤしているため、いつか解決したときのためにモヤモヤを書いておくことにする。

確からしさという言葉は初めて聞いたのだけども、調査結果と真の値との差がどれくらいある可能性があるのか、正確度の度合い、確率といったようなことらしい。統計の世界とかで見かけた。

統計は母集団が一番大事なんだと言っていたので、ユーザビリティテストでその5人であるべき根拠はなんだ、そこから分析した結果にどれだけ信頼性があるんだということかなと認識した。ユーザビリティテストは5人のユーザーでユーザビリティ問題の85%を発見できると言われている。そこの数は問題ではなく、その5人のリクルーティングの質によっては信頼できない結果が出るんじゃないの、もしくはリクルーティングはよくても結果はそんなに信頼できるものじゃないのでは、ということを言ってるのかなと思った。

AIITでテストをやった際に、想定しているペルソナ像にマッチするユーザーをどうリクルートすればいいのかというのは疑問に思ったことはあるし、あまりにリクルート条件がざっくりしているとこの人ターゲットじゃなかったかも…とはなりそうだなと思ってはいた。 質的データを取らなければ「なぜ」はわからないと思っているし、ユーザーを見ずして改善するっていうのにも疑問を感じる。でもそこの「なぜ」の正確さや確率を問われると、とたんにどういうことだとハテナが飛んでしまってよくわからない。確率とか信頼性とかそういう話ではないような気もしたりしなかったりよくわからない。とりあえず、ニールセン博士のAlertboxのこのへんが参考になりそうである。

u-site.jp

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まだまだ、話ができるまでの知識も足りない。腑に落ちるまで、問いに終わりはなさそうである。けど、知識が足りなくても完璧じゃなくても、発信すれば問いが生まれる。成長が止まってしまうよりずっといい、と思う。