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東京企画構想学舎 伊藤直樹学科 Mazerワークショップに行ってきました。

今日は東京企画構想学舎(http://gaien-tokyo.jp/kikaku/)第2期の、伊藤直樹学科の授業に行ってきました。今回の伊藤直樹学科は選抜制で、事前に試験が課され、本日のワークショップには合格した20名ほどが集まりました。場所は代官山PARTYのスタジオ。白い壁で囲まれた巨大3面スクリーンの部屋の真ん中に椅子が円形に並べられ、円の中央にワークショップ用の大量のふせんとペン。

ということで、本日のレポです。メモがあまり取れなかったため、うろ覚えの部分もありますが、もし間違ってたよ〜てところがあったらコメントいただければ幸いです。

ワークショップは以下の3部構成で行われました。
 1、Mazer方式を使ったブレスト。
 2、グループワーク
 3、1人でのブレスト

3部を通して、同じテーマについてアイデアを考えていきました。お題は、
『JRのサービスができること』
今回JRがテーマだったのは、JRは交通のインフラだけではなく、駅ビル、高架下など生活の起点を持っており、人の暮らしを考えることができるからと説明がありました。

1、Mazer方式を使ったブレスト

1部はMazer(http://mazer.jp/)を使ったブレスト。MazerはWebで使えるサービスになっていますが、メソッド自体は紙でもできるものなので、今日はスタジオの白い壁に3つの正方形のエリアを投影し、そこにポストイットを貼付けていく形で行われました。厳密なMazerのメソッドについてはサイトを参照してください。

●キーワードを出す
まず、ふせんにお題から浮かんだキーワードをどんどん書いていき、左側の四角の中に貼っていきます。ふせんの色も分けた方がいいとのことで、全員にピンクのふせんが配られました。ここではなるべくアイデアでなく、キーワードを書きます。例えば、今回のお題だと「終電」「風景」「改札」「駅員」など。逆に、「推し駅員」とかはすでにアイデアになっちゃうので、「駅員」みたいなシンプルなキーワードがベター。

●キーワードの選定
キーワードを全員で眺め、どういうものか意図が分からないものに対しては、声に出して積極的に質問していきます。「モッシュって何ですか?」みたいな感じ。キーワードを全員が共有できたら、今度はアイデアの元になりそうな匂いのするキーワードをそこからピックアップしていきます。一人が「終電」が気になると言ったら、いいと思う人が手を挙げ、多数決でキーワードが裁かれていきます。もう良さそうなキーワードがなくなるまで続け、終了。残りのふせんはアイデアのゴミ箱へ。生き残ったキーワードはこんな感じ。

●Mazerワードの発表
CD(クリエイティブディレクター)がキーワード全体を眺め、それに組み合わせるMazerワードを発表します。発表されたキーワードは「プラットフォーム化」。このMazerワードが重要で、Mazerワードと組み合わさることによって、さっきのキーワードから出るアイデアに幅が出る。CDのさじ加減で、そのアイデアの飛び幅が決まるそうです。かけ離れたキーワードを設定することで、アイデアがすごくジャンプする場合もあるし、メンバーから全然アイデアが出なくなる場合も。CDのバランス感覚にかかっている的なことをおっしゃっていました。CDはブレストのファシリテーターなんですね。以下は真ん中の四角に貼られたMazerワード。(枠はプロジェクタで出してるからドットが。笑。)

●キーワード×Mazerワードでアイデアを考える
ピンクのふせんのキーワードから1つをピックアップし(複数は不可)、Mazerワードと組み合わせてアイデアを考え、今度は青いふせんに書いていきます。これは右側の四角のエリアに貼っていきます。

ここでもアイデアを全員で眺め、どういうものか意図が分からないものに対して積極的に声に出して質問していきます。分からないものがなくなったらアイデアへの投票。赤ペンで一人3票、いいと思ったアイデアのふせんに正の字を書いていきます。投票結果から上位5アイデアを選定し、1ターン終了。(写真では上部に分けている7枚のアイデアがいいアイデア。)

多くの票を得たor伊藤さんからOKが出たアイデアがこちら。
【宝くじ改札】改札で宝くじが当たる。改札にSuicaをかざすという行為が楽しくなる。
【車窓アクションゲーム】車窓の流れる景色を横スクロールに見立て、iPhoneのARアプリでアクションゲームをする。
【3分クッキング】電車の待ち時間は3分ほど。そこで、その待ち時間で簡単に料理ができるキッチンスペースをホームに設ける。

2、グループワーク

2部のグループワークは5人でグループを作り、伊藤さんがCDとして入り1つのアイデアを考えていきました。2部ではMazer方式禁止。いつもの自分たちの方法で進めよと指示がありました。うちのチームでは、考えはじめは、「"不満"や"これが足りない"から考える」ということを言われました。うちのチームから出た問題は「通勤が楽しくない」。ではそれはなぜか?とブレイクダウンし、「毎日同じ経路を行き来するため、景色が変わらないため」という結論に。その解決として、「通勤を楽しくする、景色を変える方法」という視点で考えることに。

コロプラ的なものや通勤経路を遠回りしたり、乗る電車を変えるなど意見が出たのですが、総ボツを食らい(笑)、見かねた伊藤さんから最終的に与えられたアイデアが「景色を再生する窓」。車体の側面につけたカメラで明るい時間に車窓から見える景色を撮影しておき、夜に窓のロールスクリーンをスクリーンとして昼間の車窓を再生する。窓とは、景色を見るという役割を持ったひとつの画面である。しかし、夜になればその画面は暗闇と反射で機能していない(死んでいる)。その窓を利用する方法です。昼の景色を再生するだけでは味気がない。キーワードは「リアルタイム」。映像であれば、車窓の景色を別の国の電車の車窓の景色と交換できるわけです。夜の山手線に、地球の裏側の国の車窓が映し出されるイメージ。テクノロジー×インサイト。PARTYっぽい!w

他3チームのアイデアはこちら。
【電車書籍】位置情報と連動し、車窓の景色と連動した小説なり紀行文を読める電子書籍
【どこステ】この駅とこの駅の間で降りたいというニーズを満たす仕組み。スキー上のリフト(横についてる板を突っ込むとこ。)のように、自転車を乗っける場所を車両に作り、目的の駅で降りた後は自転車で移動。
【スクール(相席先生)】電車の中の「学びたい人」と「教えたい人」をマッチングし、相席して移動中の時間で教えてもらう。

3、1人でのブレスト

最後は1人で最後までアイデアを出し、伊藤さんの所に持っていき、ダメ出し→修正を繰り返す部。一人のほうが寄り道や人の癖に引っ張られずに済むので、アイデアが出しやすいとおっしゃっていました。アイデアシートにOKが出たらその人は’アガリ’。伊藤さんが選んだ上位3アイデアに賞品が配られました。上位3アイデアは以下。

【TRAIN SPER MARKET】車内で商品を選ぶと、最寄り駅で袋に入った商品を受け取れる。
【Fashion Train】車内をテナント化。ハンガーにかかった服が陳列されており、通勤時間に買い物ができる。
【動くコインロッカー】電車の後ろがコインロッカーの車両の、預けた場所ではなく別の場所で受け取れるコインロッカー。

私はというと残念ながらアガれなかったです悔しい(;A;)。伊藤さんに話す時の反応や、人のアイデアシートを見ていて、かなり参考になりました。前回の学科でも聞いたけど、今回も話されていたのが「多数決なんて取らなくてもアイデアの善し悪しは人に話した瞬間にその表情で分かる」ということ。また、せっかくいいアイデアでも、伝え方で反応が全然変わる。いかにうまく伝えるかも大事な要素なのだなと改めて感じました。だからこそ、そのアイデアを表すネーミングはすごくだいじ。「名前が良くないね」って何回か言われました。
まさに今日は「頭で理論は分かるけど実践でアイデアを出せるかというとまた別」状態。出ないってほんと苦しい!けど、出たときはめっちゃ快感。ブレストってほんと訓練だと思う。全然飛ばせなくなってるのを自分でも感じるから、定期的にアイデア考える脳みそを訓練したいものです。だから毎週お題が発表されてネットでできるMazerっていいのかも。

レポは以上です!長文を最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!(もっと考えたり聞いた良い事Evernoteにメモったのに回線切れて保存されずに消えてしまったーしょぼーん(´・ω・`). )