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価値のカタチ展の特別講演『UXデザインで変わる未来のクルマ』を聞いてきた

千葉工大でUXデザインを研究されている、安藤先生の研究室の展示会を見に行ってきました。タイトルはその中で行われた、日産自動車株式会社 コネクティッドサービス本部 サービスユーザーエクスペリエンス企画部の部長さんである宮澤さんの講演。大きく分けて、新しいモビリティ体験のためにルノー・日産アライアンスが取り組んでいることと、コネクテッドサービスを提供するための組織へのUXデザイン導入までの道のりのお話でした。

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IoTのデバイスでの売り上げはたかが5パーセントにしか過ぎず、その他はすべてサービスレイヤーとのこと。クルマでしか取れないデータがあるからこそ、製造側はまだまだ頑張る余地がありそうだなと思うとともに、これから益々プロダクトアウトじゃない価値を設計していくことが求められるなと(小並感w)。

プロダクト(自動車)は安全でなければ世に出せず、開発期間が4,5年と長いのに比べて、サービスの開発は不確実で週次でアップデートされていくもの、そのギャップもあるというのも面白かった。コネクティッドサービスを提供するための技術やセンサーはプロダクトの開発スパンに合わせて入れ込んでいく必要があるけども、サービスは不確実なため検証を繰り返し、確定要素を増やしていくっていう期間の異なる開発が走っているらしい。CAR CENTERED DESIGNから、USER CENTERED DESIGNにするために。UXデザインをクルマを最高の商品に仕立てるためのひとつの手段として使う。すごく当たり前で、でもずっしりくるお言葉でした。

ダイアルアップで接続して、ログインする「カソウクウカン」だった時代から、急速に時代がインターネットはインフラになった。やっぱこれから、ブラウザ内のインターネットじゃないインターネットが面白そう。