2019年のふりかえり
2019年、納めました。毎年、31日にふりかえりのブログを書いています。2018年はこれ。
2018年の年の瀬にはこんなこと↓を言っていたのですが、
2018年は、珍しくとても中身が詰まっていたと思える年だった。たぶん、2年分くらいの密度。AIIT卒業してからだいぶ加速している感があって大変よい。
2019年は社会人人生のなかでも死ぬほどしんどかった。ストレスか体重が10キロ近く増えた。2018年の加速でそのまま離陸できなかった感じだ。毎日のように情けなさすぎて、しにてぇ・・・ってなった。たくさんの人たちにめちゃくちゃ迷惑をかけて、助けてもらって、泣きついて、それでも見放さずに付き合ってもらっていて本当に感謝しかない。人生そういうこともあるよね。みておれ2020年の立て直しを!!!
2019年の妄想はどうなったか?
毎年、次の年の抱負というか目標というか「これはやってみたいな〜」という妄想を書いているので、それがどうなったかをふりかえってみる。
- 積みすぎてるUI設計やデザイン関連の古典を読んで真理に近づく
- 2018年は実践に軸足を置いていてインプットが枯渇してたので古典やら教養を深めるっていうのを目標にしてたのだけど、その影響か「お勉強をするひと」「本ソムリエ」の異名がついたようにおもう。ちゃんと妄想を行動に移したってことね
- 自宅の本棚を拡張する
- 本棚拡張したので積み本が増えました。大丈夫、背表紙からなんかいいパワーが出てる
- 運動不足を解消するためにボルダリング再開する
- 扁平足になってしまい足痛(歩くのも痛い)により再開できず...よくなってきたので来年は再開したさ
- ポーカー練習してポーカーのお友達を増やす
- ポーカーやった。えいやで合宿行ったりした(トーナメントに出たのはいつだったか...記憶がない)
- コードを書く
- TSでReactやってみよーってやってたけど急に忙しくなって断念してしまった
- UI観察日記する
- やってたけど飽きてしまった(ぉ
- 個人サービスつくりたい
- コード書くの断念したのでこれも棚上げになってる
- 技術書典出してみたい
- 2020年のやつに出すことにした。いま原稿書いてる。
- iPadでSketchnote描けるようになる
- iPadより紙だよね!から抜け出してない
- DDD本読んでDDUXの真理にたどり着く
- DDD本のオンライン読書会をして前半の重要そうなところは読んだ。まだ真理にはたどり着けていない。仮説はあるのでこれから。
- アジャイルとデザインの相性悪いんじゃないか問題を紐解く
- 外的要因によりワークフローの研究より、対組織論みたいなほうに軸が移行した。諦めてない。
- どっかで話す
- RSGTにプロポーザルを出してみたけど、採択はされなかった。ちゃれんじはした!あと、SmallIAさみっちょなる配信に出た。
2019年のやったこと / できたこと
歯をくいしばるようなことはたくさんあったけれど、今年できたことも結構あった。
本を読んだ
今年は特に前半、スーンと暇になったのでやたら本を読んでいた(その分積んだ本も多い)。UIデザイン関連の本を読み進めていたら「アクセシビリティ」と「インクルーシブデザイン」のことが気になり芋づる式に関連本を読んだ。知らなかったデザイン分野の知識をもぐもぐできた。
海外勢と仕事した
本業のことは詳しくは書けないけど、海外のエンジニアやデザイナーと仕事をするチャンスが2回ほどあった。どちらも1ヶ月にも満たない短い期間だけれど、英語100%の環境に放り込まれて、自分の英語力とデザイン/エンジニアリングの知識でどれだけ勝負ができるのか試せた。アメリカではエンジニアもデザイナーも尊敬されているし、ひろみつの能力ならこっちにくれば今の2倍の年収にはなるよ(ただし物価も2倍になるけどね)と教えてもらった。本当かはわからないけど。ヨーロッパからきたUXデザイナーが「ノーマンに会ったことある!サインもろたんやで!」って自慢してきて微笑ましかった。どこの国のデザイナーも、大御所に会えるとテンションが上がるのね。私のワークショップグッズのマステをやたら褒めていたので、プレゼントした。
お友達たくさん
デザインとエンジニアリングを横断しているような人と話したいなーと思ってTwitterでナンパばかりしていた。Jesse James Garrett の5階層のモデルを、「5階建てのパンケーキだ!」なんてふざけて、pancake.uxなどというお茶会を開いていたりした。階層を横断している、デザイナーともエンジニアとも名のつかない人と話がしたかった。同じような志向を持っている人たちと出会えて、たくさん話せてとても楽しかった。大学の先輩と再開して開発とデザインの話ができたりもした。人生何がどう繋がるかわからない。
HCDのインタビュー記事を書いてみた
ご縁があって、HCD-NetのHCD専門家の受験者募集にあたって毎年出ているインタビュー記事を2本書かせてもらった。はじめての経験で、めちゃくちゃ時間がかかって苦労したけど、メディアの編集部の方に助けてもらいながらも、無事に公開することができた。
最終的に使う人のことを考えて、いいものを作ろうとしている人たちの話が聞けてとても胸が熱くなった。インタビューは前任の方にほぼお任せだったのだけれど、インタビュー難しい・・・。「なるほど」だけで終わってしまうとなかなかその先を引き出せない。オウム返しでもいいので言葉を返したときに「そう!」って返ってくると嬉しい。
記事にするときに、話した言葉はインタビュイーのものだからコンテクストは歪めたくないなと思って書いていたけれど、そこにこだわるあまりに、はじめはうまく書けなかった。何度かの校正の結果、編集に必要なのはたくさんの言葉と、その言い換えを知っておくことじゃないか、「ことば」と「コンテクスト」にどれだけ敏感になれるかじゃないかと思いはじめた。
インタビュー中はスケッチノートを書いていて、話題の大まかなブロックとかkeyになる言葉を整理して、その後ブロックを組み替えて記事の流れを再構成して書き進めるというやり方でやってみた。これって情報設計に似てるなと思った。
これは、身近なヒーロー達をもっと知ってもらう活動。好きなバンドのライブレポート書くのに似てる。
SmallIAさみっちょなる配信に出た
emi moriya (@emim) | Twitterさんに紹介されて、Small IAさみっちょという配信に出てきた。主催は、坂本さん森田さん和田さん。一回り上の世代の、私からみたら背中を追っている人たちだ(語彙)。一回り上の世代って、その人たちが書いた本とか記事を読んで育ったわけで、わたしの目線から見ると、その人たちと配信で話ができるくらいには成長できたのかしら?と思えてよかった。
年の瀬の忘年会の多い時期に、直前にTwitterでちょろっと告知したにも関わらず、わたしの想像より多くのひとに反応してもらって嬉しかった。いいとも形式で声をかけてもらえたのも嬉しかった。配信に出たあとに考えたことはまたブログに書こうと思う。
Sli.doに質問を受け付けつけて自分について話すのは初めてだったけど、外から見た私への疑問=私への認知で結構面白かった。どうやら、「たくさん勉強する」「いろんなことに興味を持っている」けれど、それがどの的に向かっているのかよく見えなくて、「このひとは何処に向かっているのか」知りたいみたいだった。
勉強会屋さん
2019年は、勉強会屋さんじゃないかというくらい、勉強会の講師をやったりワークショップのファシリテーションをしていた。実践せずに出してばかりいると、自分がスカスカになるということを実感した。手を動かしていないぶん、知らないことは増えている。腕力の衰えには怖れを感じる。レバレッジを効かせるためにどこに重心をかけるのか、分かれ道がきているのだと思う。
2019年にわかったこと
『こどもが魔法少女やヒーローに憧れるように、わたしはGUIの設計家になりたかったんだ。』ということに、何周か回って気づいた。「今更UIデザインなんかやるの?」と友達に言われたときに、すごく大事なことを踏み抜かれたようで、年始にめちゃくちゃもやもやしていた。
- デザインとエンジニアリングを橋渡ししてGUIを設計する
- チームでつくる
- ユーザーの役に立つものを作る
は、当たり前だけど踏まれると怒るくらいには大事なものだった。あと、ちょうど社会人10年が終了して、色々考えているうちにここにたどり着いた。
2020年の妄想
2019年同様、目標と書くと達成できないので忘れないように妄想を書いておく。
- 岩盤ヨガに行きたい
- ボルダリング再開
- レアジョブ続ける(まずは週4復帰)
- 1ヶ月ふりかえりをやる
- 技術書典に無事に本を出す
- コード書く
- 積みすぎてるUI設計やデザイン関連の古典を読んで真理に近づく(継続)
- DDUXの真理にたどり着く
そんではまたらいねんー