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東京企画構想学舎最終プレゼン終わりました。

(注意)以下のレポートは、本職フロントエンジニアとしての私ではなく、プライベートワークとしての感想であり、会社は一切関係ありません。

2月21日(月)、10月から5ヶ月近く通っていた東京企画構想学舎のグループワークの最終プレゼンがありました。学科長の伊藤直樹さんに加え、特別講師として建築家の中村拓志さん、フードディレクターの野村友里さん、エキソニモの千房けん輔さん、ブックディレクターの幅允孝さんを先生に迎えた伊藤学科の最後の課題、グループワークでの発表。各先生の個別課題は課題設定があったけど、最後のグループワークは課題設定から企画に落とすまで完全なるフリースタイル。ただ決まっていたのは「そこに気づきと社会へのソリューションがあるか」ということ。今回はその最終発表の記録です。学舎の感想はまた後日まとめることにします。

うちのチームは25、6歳が3人と50代の方が2人、職種も広告系からエンジニア、書道家までという超幅があるチームで、年代も価値観も全然違う中で、その「気づき」を見つけてメンバー全員で共有するのが予想以上にものすごく難しかった。企画のたたきを出しては伊藤さんに「たかが5人さえ口説けないのに、自分のアイデアに固執してはいけない」とばっさり切られ、メンバーと議論と摩擦を繰り返し、空中分解の危機を乗り越え最後の最後まで粘って、アイデアのジャンプもネガティブチェックも全然足りないことが分かりながら負け戦の気持ちで挑んだ最終日。他のチームが見事にまとめてきていた中、なんと学科で1位をいただくことができました。以下、うちのチームへのコメント(今後企画に落とし直すのでコアは割愛)。

<伊藤さん>

  • 全員がアグリーできる、とても強い気づきだった。
  • シーンが抜群に面白い。
  • 一発逆転満塁ホームラン、じゃん。

<中村さん>

  • 働いている人が楽しくなる働く人の気持ちのデザイン。
  • 価格競争に陥っている場で、「楽しい」が生めたらいい。
  • 何でもデジタルにしがちだけど、もっと実空間でできる可能性を感じた。
  • 「ハレとケ」がある。ほっこり感。何にでも対応できる企画になりうるのでは。

講評が後回しにされ、「ああ絶対けちょんけちょんに言われるんだ」と腹を括っていたので、驚きすぎてぽかーんとしてしまいました。先生方の講評がほんとに嬉しかった。もしかしたら、自分はまだ捨てたもんじゃないんじゃないかと思えて泣きそうに・・・。企画自体は全然ダメだったんですが。今まで本当に上手くいっていなかったため、最後の結果がドラマティックすぎました。本当に一発逆転ホームラン。だけど詰めも企画もスライドも、他のチームのほうがほんと優秀だった。すでに実際にテレビ局に提案しに行って実現の可能性を得ていたり、競合の調査や提案先を検討して実現可能性を謀っていたり、モックとしてすでにモノを制作していたり。プレゼンの構成、伝え方もほんとうまくて、他チームのプレゼン聞きながら「ええ企画や」と何回つぶやいたか。以下、他のチームに対してのコメントで気になったワード。

  • ターゲットを更に絞る。ターゲットの気持ちを考える。
  • スマホの身体性を考える。
  • それは買うか?やるか?マスなスケールで集める最適な仕組み設計が必要。
  • 誰にどう利益があるのかを考えなさい。
  • 実際に体験してみる。実験が圧倒的に足りない。
  • 企画の出だしは詰まらなくてもいい、実験しながら改善したりオリジナリティを加えていくことこそ大事。
  • レイジーで飽きっぽくてダメな人でも続けるモチベーションが保てるか。
  • プレゼンはiPhone(レジュメ)を見ないで自分の言葉でやったほうがいい。

高松学科が企画を考える上で指標にしていた項目

  1. 企画に未来、大義はあるか
  2. マーケットはあるか
  3. 競合の動きを睨んでいるか
  4. 本当にやりたいと思うか
  5. その企画に実現性や採算性はあるのか

最後の講評で気になった言葉。

<伊藤さん>

  • 今回のグループワークで「しぼる勇気」と「悩みを楽しむ」ことが学べたんじゃないか
  • プレゼンを聞く側は乱暴。いかに聞かないかが今回改めて分かった。
  • 企画を聞いていていいねと思うポイントは一緒。
  • 最初の2、3枚でおっ?と期待させるモノは多かったが、企画としておもしろいのは一つもない。ただ、おっ?すらないものも多い中で、何かつかみ始めてる気がする。
  • 面白いものは各チームちゃんと持っていた。コピーだったり気づきだったり。まだまだ面白く、もっとシンプルにできる。

<高松さん>

  • 「気づき×実現できる×商売できる」の設計には違う能力が必要。

最終発表は、高松学科、伊藤学科の合同で行われましたが、「実現可能性は見えるけど、なんか普通にありそう」な高松学科と「面白そうだけど、で、それで?」な伊藤学科という色がすごくはっきり見えた気がします。講師陣はどちらもできるからこそプロの企画屋。ただ、素人は一気にできないのでまずはどちらかから学びなさいってことかなと思いました。9チームのプレゼンを聞いて個人的に思ったのは、

  • プレゼンはストーリーである
  • 前談はいいから、早く企画が見たいといかに思わせるか。
  • 文字ではなくビジュアルで見せる。見てる人は文字は読まない。
  • 映像を使うと視覚、聴覚で理解する。全身に伝わる。
  • たった10分でも、聞く気が無くなると聞いている人の思考からシャットダウンされる。プレゼンには楽しませるための波が必要では。
  • 正義、綺麗ゴトはいい。それが人を動かすか。自分だったら動くか。おもしろがれるか。
  • 何でもアプリにすればいいってもんじゃない。アプリは手段である。

最後、反省として、プレゼン準備がギリギリすぎたこと、資料の作り手と読み手を別にしてしまったこと、企画を売る先の人の観察、ヒアリングの不足があったかなと思いました。机の上で悶々してるだけでは自分たちの価値観上の意見しか出なかったなと。そういや大学の頃はカメラ持って写真撮りに行ってた。そこまでグループを引っ張ってく力も足りなかったかな。。。

その後、最終プレゼンが終わったこと、どんな気づきだったかを人に話そうとしてふと「そんなの当たり前じゃん、誰でも解決したいって思ってるよ」と言われるなと思ってはっとした。言われてみたら確かにそうだとみんな分かるけど、無意識にそういうもんだと我慢していている、日常に埋もれてたちょっとした不具合をソリューションする。「もっと自分の体に正直に」なることが、空間・体験を考えるヒントだと伊藤さんがおっしゃっていたことが思い出されて、ああ、このレベル感かと腑に落ちた。今回のは意図した先の偶然が呼んだ成功だとメンバーとも話したけど、最後企画までもうひと飛びさせたい。

自分で「気づき」に気づけただけ、大きな収穫でした。学舎は、広告を学ぶ場ではなく、「気づき」を学ぶ場でした。とはいえ参加当初、広告屋が多いんじゃないかと危惧してわざわざ「エンジニアも参加できますか」と確認まで取ったのは笑い話。デザインや広告は大好きだけど、あくまでも実現軸はフロントエンジニア。業界なんか関係ない。きっと職は手段であり、ベースにあるのは気づきとソリューション。箭内さんが言っていた様に、業界は違えど目指す意識が同じであれば恊働はできるし、より広がる可能性があると思いました。今回、人としても大きな経験になったし、人脈も広がった。これから飲みに行きたい人、語りたい人がたくさん居ます!!大学、てつそん、ハチヨンに引き続き、大好きな場所もう一個みつけました。