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今になって就職活動に思うこと

この年次になって、就活生と絡む機会が増えた。そこでよく感じるのが、やたら緊張しててなかなか人が見えないなーってことと、視野が狭いのはソンだなってこと。個人的意見メモ。むしろ、シュウカツしてた頃の自分へ。

自分もそうだったから、よく分かるんだけど、スーツの丈や、見た目や、鞄なんて、失礼がなければどっちでもいいんだよ。礼儀も、無理に取り繕ってぎくしゃくしてたら、見てるこっちもなんだか申し訳ない。ちょっとくらい失礼でもかまわないから、やりたい、好きを素直に全面に出してる子のほうが好きだ。素直って大事だなと。ただ、自分がシュウカツしてたときにも思ってたことだけど「やりたい」だけではダメで、ちゃんと動いてるかが大事。「コーディングってやったことないんですけど、それでもコーダーになれますか」では、ほんとにすきなの???と思ってしまう。今の時代動けば情報はどこにでも転がってるし、特にWEBはやろうと思えば結構できちゃう。だから、動いてみたかも必要だ。それは今の自分にも言えること。年次が上になれば、スキルも求められる。新卒でいいなと思うのは、スキルがたとえ低くても、やってみた、そしてやりたい、で入れちゃうんじゃないかということ。失敗したらどうしようとか思わずに、もっと向かっていってもいいんじゃないかって。普通の企業を受ける人にそういう人は少ないのかなぁ。企業も、扱いにくいと思っちゃったりするのかなぁ。うちならそういう子を応援したいけどなぁ。

いいもの持ってるのに変なとこ気にして主張できてない子にいいたい。確かに社会人スキルを学生時代から身につけてる子は「えらい!」と感心するけども、教えたら直ったり身につくことは、あとから覚えればいいのよ。そんな細かいとこは別によくて、伸びる可能性を感じるとか、一緒に仕事したいと思う子をうちならとる。上司に、技術は刻々と変わる、だからビジョンに共感できるかで選べと言われたのが最近すとんとおちる。そりゃ、スキルもほしいけどさ。

面接ではよく「リラックスしてきてください」とか、ESでは「ストーリーを語れ」とか言われる。今になると案外分かるんだな。シュウカツだからって新聞やら難しい本を読んで、「それっぽいこと」を並べても、薄っぺらで全然人が見えない。つまんない。「部長やってましたえっへん」が聞きたいんじゃなくて、普通の部員や、普通のエピソードでも、その子がどんな考えを持って、どう動くかが知りたいんだ。

OB訪問で、質問する機会があったりするんだけど、そん時にも給料とか残業時間ばっかり聞かずに、その人のストーリーを聞けばどんだけ面白いことか!と思う。プロフェッショナル一般企業版。その人が何故今そこに居て、何を考えてものを作ってるのか。人の人生には少なからず山や谷があって、それを聞くだけでもだいぶ面白いと思うんだけどな。目の前の選択に迫られて、選択材料を集めるのに精一杯なんだろうか。

就職活動って試験みたいだけど、お見合いのほうが近いんじゃないかと思う。企業も人みたいに人格があって、相性が合う合わないは絶対あると思う。だから、試験対策みたいになってる就職活動に疑問を感じたりしている今日この頃。

とか語ってますが自分ものんべんだらりと生きてます。