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2015/2/9 sukekiyo 二〇一五年公演 The Unified Field 参列記録

LIVE

sukekiyoにはじめて参列してきた。渋谷、さくらホール。2階席からステージはかなり下の方に見えた。それでも、ステージの際までは見える。黒い服に身を包んだ参列者が席に着く。

それは、ライブというより、コンサートというより、"舞台"だった。

ブザーが鳴り、静かに客電が落ちる。ステージ中央にスクリーンが降りてきて、sukekiyo というクレジット共に、映像が始まる。縦書きのlyricと、それを読み上げる低く緩やかな京さんの声。ごおっ、と風の音がする。誰かの足元が映る。

『見慣れた冷たい地面
窓を打ついつもの風』

映像が終わると、ステージにはいつの間にかメンバーが。1曲目が静かに始まる…aftermath, leather field. 間髪を入れずに次の曲が続く。映像の演出で、ステージはどこかの世界の中を進んで行くよう。京さんがいくら激しく吠えても、メロディアスに唄いあげても、参列者は座ったままピクリとも動かない。息を呑むのさえはばかれるほどの静寂の中で、彼らの音楽だけがホールに響く。異形の者の見世物小屋みたい。

京さんの衣装は黒のサルエルにジャケット。長く黒い薄布を長い黒髪のように左耳にかけ、右目は隠したまま。いつもの赤いコードのマイクを右手に握り左手を揺らしてステップを踏み唄う。2階席からはそのつま先、ステージ上に長く延ばされた赤いマイクコードすべてが見えた。

中盤、focusの京さんの高音とアーコースティックギターが本当に綺麗で。低音と高音のパートが、まるで男女がデュエットしてるみたく聞こえた。丁寧に唄い上げる感じ。focusののち、転換。また詩が流れる。すごく綺麗なフォント。

『誰かに求められたい
自分が変わるわけでもなく
自分が変えられるわけでもなく』

詩の中に『現実逃避』って言葉も含まれてたけど、前後がうろ覚え。。

下手、上手のステージ上からそれぞれ煉瓦造りの柱のようなセットがぶら下がっていて。下手、上手から、頭に白い包帯のようなものをぐるぐる巻きにした舞踏ダンサーが出てくる。2人はステージの中央で牽制するように距離を取り合ったあと、バタリと倒れる。片方のダンサーが別のダンサーの頭に手をかけ、包帯をぐるぐるとほどきはじめる…半分ほどほどいた段階で、ダンサーを引き寄せ、解いた包帯を身体に巻き付けはじめる。2人は顔を寄せ合ったり、どこかBL的で...。そんなダンサーの後ろを通り過ぎてメンバーがスタンバイ。京さんが登場すると、白いダンサーが京さんを取り囲む。京さんの黒い布とは対照的に、2人のダンサーの頭には白い薄布が。

桜を下から撮ったような写真がグルグル回るような映像。celesteの冒頭、ちょっと和風なメロディーが綺麗。そして、mama。『誰も救ってなんかくれない』が早口で力強い感じだった。雨上がりの優詩で終わり。水が滴る映像と、たくさんの蝋燭が灯された教会の映像が重なる。

最後、また詩が流れ…

『眩しい貴方達の世界へ
この命を抱きかかえ
僅かな憧れを抱き』

グレーのカラーコンタクトで、頭をすっぽり黒い布で巻いた京さんが映像の中で言う。

『おやすみ』

暗転。エンドロール。
Special thanks に DIR EN GREY. 「a knot」DIR EN GREY online. 京 online. そして and you。

DIR EN GREYとは全然違う世界だった。ウッドベースとピアノの響き、京さんのクリーンボイス。目が離せない世界なんだけど、気持ちよすぎて寝落ちするのも納得の公演だった。。。音源を聴いただけでは入ってこなかった世界が、公演を聴いた後ですっと入ってきて随分と聴きやすくなった。初見の衝撃で、本当に公演に行ったのか疑わしくなってるのでまた行きたい。

【セットリスト】
01. aftermath
02. leather field
03. dot
04. hidden one
05. focus
06. dunes
07. foster mother
08. zephyr
09. 烏有の空
10. nine melted fiction
11. 班人間
12. vandal
13. 楽器隊セッション
14. in all weathers
15. celeste
16. mama
17. 雨上がりの優詩