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Startup Meets Designに参加してきたよメモ。

うーん、調子が悪くなるととたんに筆が進まなくなるようで、色々書きたいことはあったのにまた更新が滞ってました。

先週の木曜(28日)の19時から、Open Network LabとStartup Tokyo主催の『Startup Meets Design ~デザインでサービス体験を向上させるには〜』というイベントに行ってきたので今日はその覚書。最近あまりにも思考が回ってなかったもんだから、8月28日と勘違いしてて、その日に気づいて友人の計らいでなんとか参加できました。感謝しきれん!「ヒロミツってそういうとこあるよねー」と怒られました(苦笑)

遅れての参加だったので「新・Webデザインワークフロー」の著者の坂井 とわ子さんの話しか聞けませんでしたが、メモメモ。

【イベント内容】

•スタートアップにとってデザインの重要性
スピーカー:Hiro Maeda (Open Network Lab, Startup Guru)
•カメラアプリ、ロケーションサービスに見るUXの重要性
スピーカー:坂井 とわ子 (新・Webデザインワークフローの著者)

導入部分でふむふむと思ったこと。

・ロケーションサービス系のアプリは、チェックインや写真撮影などに夢中になり、人にぶつかる、車に轢かれるなど物理的な危険がある。
・モバイルアプリはスピードが命。パフォーマンス、ギミック、体感速度を含めパフォーマンスを最優先すべき。
・ベストインタラクションは、『探さない』『書かない』『溜めない』。 操作に時間をかけず、すばやく=High Touch という概念。
・少ないタップ数で目的が達成できる=感動度が高い。ユーザ体験に繋がる。
・選択肢が少ないほうが使いやすい。

以下、紹介されたサービス。

【写真系アプリ】
Snapeee

  • プリクラっぽい。日本人向けによく考えられたサービス。プリクラより安くデコれるため、費用対効果が高く、ユーザはそこに心惹かれる。

2shot

  • 枠が小さいため、2人がくっつかないと写真が撮れない→近づくことで仲良くなれる、という行動のデザインをしている。合コンには必須のアプリ。

【フード系アプリ】
Foodspotting

  • 海外に行くと、日本のようにサンプルが無いので、レストランでメニューを読んでも分からなかったりする。写真があると感覚的に分かる。

SPOON

Snapdish

【コマース系】
Zaarly

  • 位置情報を使って近くの人におつかいを頼むサービス。

Shopkick

  • ショッピングモールなどの屋内でチェックインできるサービス。
  • OtoO(Offline to Online)
  • 店舗の入り口に設置された小さなスピーカーが普通には聞こえない音を発信しており、携帯電話のマイクロフォンが、店舗コードなどが入ったその音を拾うことにより、店舗で自動的にチェックインが行われる。

最後にこれからのサービスは、非接触の世界になるのではないかというコメントがありました。個人的に注目してるのは高さや湿度などのセンサーで、それらを生かしたアプリが出てくるのではないかということでした。以下、質疑応答

Q:日本ではUXを学ぶには?
A:古典だが「誰のためのデザイン」を読むといい。
  MS系はUXを結構やっているので注目を。
  ユーザ視点で考え、トライアンドエラーを繰り返すことが必要。
  開発したアプリを、ターゲットユーザに声に出して使ってもらうなどするとよい。

Q:Colorは使い続けれなかったが、Instagramは使い続けている。何故Instagramは使い続けられているのか?
A:Instagramはテキストを書かずに、タップだけで写真を加工でき、「不器用な自分でもおしゃれ」という演出ができるから満足度が高い。

Q:サインインをどう簡単にするか今後のアイデアはあるか
A:iOS5にはtwitterが統合される予定なので、一度設定してしまえばその後利用できる可能性。iOS5ではこの問題が解決する。

USTアーカイヴでHiroさんのセッションも確認したけど、本当に色々なサービスが出ていて、スタートアップベンチャーのバブル期のような印象を受けた。UXにフォーカスしたイベントだったこともあり、UIやUXの力が必要だとほんとよく聞きました。うちもデザインの力(グラフィックではなく広義の意味で)はほんと必要だと思っているけど、どこで吸収したり実践したらいいかが分かんない。本読んで知ることはできるんだけど・・・。仕事で関わってるRIAの世界でも重要性はよく聞くけど、必要とされているにも関わらず人材がいないとか、to Bでは開発コストとか効果を考えると採り入れるのが難しいとか聞く。スタートアップになるとサービス自身が売り物なのでむしろ力を入れるんだろうな。サービスの顔だし。情報の構造やインタラクションだけではなく、アイコンやテーマカラー、全部含めて世界観を作ってくのがデザイナーの仕事なんだろう。技術をデザインの力で人に近付けていく(技術の人間化)ってどっかで聞いたな・・・遠い目。

帰りにonlabの人達と一緒にラーメン食べてきたけど、みんな眼が超きらきらしてて(完全に主観w)面白そうな人たちでした。外に出るとやっぱ刺激が貰えて活性化する気がする。