メインとなる大きな演習も終わり、そろそろ産技大の授業も残すところあと2回になってしまった。演習が始まってからはひたすら実践でテーマと向き合っていてKPTはやってないのだけど、前回書いたのからどうなったか記録しておく。 hiromitsuuuuu.hatenablog.com
KPだけオンラインで、Tはオフラインでやることにした
授業後は懇親会があったり教室の延長利用がなかなかできないのもあり、Google Docsでふりかえりシートを共有して忘れないうちにKとPだけを書くことにした。
オンラインの悩み
オンラインでシートを共有したのはいいものの、書かれるかなぁ?という不安は常にあった(どんだけ心配性…)。そんななか授業後の懇親会で三澤先生から下記のようなアドバイスをいただき、2度目?くらいのタイミングで思いつく問いを追記したスプレッドシートをFbに共有してみた。
TRY出しはよくTRYを出す人が3人居ればオンラインでも成立する
シートに問いを入れておくだけでもKPTが出やすくなる
毎週末の授業後、Fbグループに「ふりかえりシートだよー」と投稿してウザい気もしつつ、数日後にスプレッドシートを開いては数人がびっしり書いてくれているのを見て泣いた←
いいね!と言ってくれる仲間を捕まえろ
一回やってみてこれは有用そうだなと思ったものの、やはり一人でやるのは不安で、ハードモードだろうかととある方に相談したら「私なら、仲間を引き込むかな。」的なコメントをいただいた。なるほど、何も最初から一気にみんなとやらなくていいのか、と思って飲み会の時に賛同してくれた人に声をかけて、少人数でやってみようぜってなった。
ふりかえりをやると、やり方のやり方、もっとうまいやり方を考えざるを得ない、あたりが unlearnだったりするかもね。
相談の中でunlearnって言葉を教えてもらった。 ameblo.jp
Slackは道具的にハードルが高すぎた
家庭持ちや仕事で忙しい人ばかりなので、Try出しをSlackでやろうと試みたのだけど、以下の理由からやっぱりオフラインでやろうということになった。
道具的ハードル
産技大の授業を受講しているのはエンジニアだけじゃない。エンジニアには馴染みがあっても、別のコンテクストの人たちには聞いたことのないツールだったりして、ハードルが高かった。UIが英語だし、登録からつまずいてしまう人が多くて、UCDを学んでいるにも関わらず配慮できてなかった。。。
非同期コミュニケーションの壁
そもそもSlackは見たいときに見る、返信したいときに返信するのに向いてる。みんながその瞬間に揃う、っていう状況を作り出すのが難しくて、慣れてくればオンラインでもできるのかもしれないけど、慣れるまではオフラインがよさげだという結論になった。
次の授業に臨むためにやる
人は忘れる生き物…
ここで忘れちゃいけないのが、何も「ふりかえりをやること」が目的じゃないってことで。産技大の授業は、一回座学的なものでプロセスに必要な知識を学んで、後半の応用編で実践をするって構成になっていた。座学から応用編までに別の授業が挟まったりして間が空くうちに、どんどん前の授業がところてん方式で流失していく感があり、「これ、応用編って座学が理解できてる前提で進むよね?まずくね?」という話になり、後半は応用編の授業1週前にオフラインでスプレッドシートを使ってオフラインでやる、というスタイルに落ち着いた。
個人PC+スクリーンが楽だった
授業のためにみんなPCを持ってきてたため、 1. まず個人でKPを出す。自分のPCに向かって共有のスプレッドシートに書いていく。 2. スクリーンを見ながら声に出してみんなに共有 3. Pの共有時にTを出し合い、記入役がまとまったTを記入する という形式が早いしデジタルに残るので楽だった。Pには本質的にはPじゃない質問も混ざってたりしたので、共有時に質問ラベルをつけたり、重複してるのはあれに吸収しよう、って整理したりした。
KPを出す前に前の授業で何をやったかを思い出す時間を取ったのだけど、忘れっぷりが激しくて、複数人でやったことで色々記憶が引っ張り出された。。。フィードバックループを自分一人で回すのが苦手なのもあり、他の受講者のみなさんにKPTでかなり引っ張ってもらったような気がする。 応用演習前にやったことで、助走なく授業に入れたのは良かったなと。
やってみてどうだったか
昨日、浅野先生の最後の授業が終わった。2次会で「KPTおばさんってあなたのこと?」と聞かれ、びっくりした。内心ドキドキしていたのだが、「ブログ読みましたよ、3回くらい」「あれは声をあげれば誰かが付いてくるっていう学び。それが学べたのがいい」「やったっていうのが大事」というようなコメントをいただいた。
はじまりはふと思いついたKPTだったけど、そこから出たTryがリバース構造化シナリオをやってみる会や教科書の輪読に繋がったりした。これは、自分で考えて動いて得た学びの小さな成功体験かもしれない(●∀●)