バンギャルちゃんと周辺文化の歴史を知るために読んだ本
音楽はいろいろ聴くものの、元々V系は細く長く好きで、でかいバンド限定だが(メジャー専とdisられるので怖い) 今でもちょこちょこライブに行ったりしている。MASSIVEやSHOXX、FOOL'S MATEはちょこちょこ読んでいたものの、バンギャと呼ぶには中途半端すぎて、一時期なんの脅迫観念からか歴史と文化を学ばねばと関連書籍を漁っていた。本棚を整理してたらまとめたくなったのでまとめてみる。
- 作者: 市川哲史
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
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ロッキングオンや音楽と人で執筆していた音楽評論家の市川さんの本。古い本なので、V系文化が生まれるちょっと前から全盛期の話が中心に描かれている。もう何世代後のバンドが出てきているか分からないけど、『古典』が読みたくて。V系という呼び名が無かった時代から、いかに栄え初期の盛り上がりが終わっていったかまで。YOSHIKI、SUGIZO、キリトとの対談を通して、あの時代そんなことがあったんだと知ることができる。SUGIZOの対談で出てきた「麗しき暗黒」という表現が本質っぽい。 市川さん系の本は続編やこんなのもある。
- 作者: 市川哲史
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
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さよなら「ヴィジュアル系」~紅に染まったSLAVEたちに捧ぐ~ (竹書房文庫)
- 作者: 市川哲史
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2008/05/09
- メディア: 文庫
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ネオビジュアル系という言葉が出てきた頃だったか、こんなムック本が出た。歴史、用語辞典からフリの方法、ライブの収入源の話まで結構読み物のところが面白かった。ライブハウスマップなんかも載ってる。まだイロクイ。が現役だった頃。
VISUAL ROCK ライブ参戦完全マニュアル (タツミムック)
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2010/02/05
- メディア: 大型本
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フィクションだけど、バンギャルちゃんの「おっかけ」の必死さが痛々しいほどにわかる小説。バンドマンと「繋がり」になることに執着して…報われなさがつらい。そういう文化があることは知っているものの、あまりに知りすぎると嫌になる人もいるかも。
- 作者: 雨宮処凛
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/14
- メディア: 単行本
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- 作者: 雨宮処凛
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/14
- メディア: 単行本
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最近続編が出てる有名なコミックエッセイ。「できるOLになるために読むビジネス書よりロックアンドリードのほうがモチベがあがる」はあるあるすぎだし、地方ギャの苦悩とか親との関係とか青春だった。
- 作者: 蟹めんま
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: 単行本
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- 作者: 蟹めんま
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2013/09/27
- メディア: 単行本
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- 作者: 蟹めんま
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2014/07/31
- メディア: 単行本
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- 作者: 蟹めんま
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/07/31
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あと、サイゾーにも『ビジュアル系バンド ブーム再熱の理由』という特集が組まれてた時期があった。密室系、耽美系、コテなどスタイル変遷史が体系立ってまとまってて面白かった。DIRの親分ダイナマイト・トミーさんのインタビューも載ってる。
- 出版社/メーカー: サイゾー
- 発売日: 2011/10/18
- メディア: 雑誌
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ファンをやめることを「あがる」という言葉で表現するんだけど、バンドからあがれてもこの分野からなかなかあがれない。なんかの中毒なんじゃないかと思うほど、この歳になってもなお彼らの音楽に依存している。V系は裏切りを歌うけど裏切らない。