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はじめてグラレコに出会ってから、これまで描いてきた話

こちらはグラフィックレコーディング Advent Calendar 2017の18日目の記事です。 ※ インフルエンザA型で隔離されておりました。。。みなさまインフルエンザにはお気をつけください。。。

adventar.org

”グラレコをやってみた”ひとりとして、はじめてグラフィックレコーディングに出会ってから、これまでの話をふりかえって書いてみようと思います。

グラレコとの出会い

2015年3月1日にディー・エヌ・エーで開催されたグラフィックレコーディング勉強会に「なんか面白そう!絵の好きな自分にもできるかな?」と参加したのがグラレコとの出会い。

eventon.jp

参加の結果...

半日間のワークで頭使いすぎてクタクタになりました...ワークでのはじめてのグラレコがこちら。

勉強会の中で、グラレコには「聴く」「構造化する」「表現する」3つの能力のトレーニングが必要という話があり、筋トレをしようと決意。

よちよちれんしゅう期

スケッチノートを描く

これまで、勉強会参加時はブログがすぐ書けるようにデジタルで記録を取っていたのですが、グラレコ勉強会に参加してから、勉強会やセミナーに参加した際に手元のノートにちょこちょこ練習をするようになりました。ブログの説明にも図を活用したりとか。

図解して説明するようになる

この頃、自分の中で図解ブームがはじまり、Gitのブランチの説明をするのにもホワイトボードを持ち出しては図を描いてました。

グループワークの場でペンを持つ

ワールドカフェ形式の勉強会で進んでペンを持ち、場で出た話を図で描いてみる、ということを試し始めました(参加者に知り合いが多く安心感があったのも大きかった)。

ジャンプ期

グラレコ勉強会デビュー!

そうこうしているうちに、はじめて参加したグラレコ勉強会の関係者の方にお声がけいただき、2016年のグラレコ勉強会のチャレンジャー枠として参加することになりました。

eventon.jp

ロール紙にメインのグラレコが描かれていく横で、真似しながらA4の紙に1枚づつ描いてみて、上に貼ってみるというのが私のチャレンジでした。

参加者があとでおさらいしやすいように、「どういう意図で」「どういうワークをやったか」を描くことがお題でした。それだけでも忘れそうだったので見えるところに貼って必死。

ファシグラってなんだ?ファシグラデビュー

グラレコ勉強会でつながり、グラフィック・レコーダー・ネットワークのfbグループに参加したりしているうちに、繋がりができ、今度はファシグラに挑戦させてもらいました。

hiromitsuuuuu.hatenablog.com

TRY!TRY!TRY!

それからも、色んな勉強会でスケッチノートを描いてゆるゆると筋トレする日々。新しい文房具にも手を出し始め、マービーの「アーティストブラシ」がお気に入りに。

hiromitsuuuuu.hatenablog.com

hiromitsuuuuu.hatenablog.com

はじめてのメイングラレコデビュー

宇都宮のコミュニティで開催された、グラフィックレコーディング勉強会でひとりだちデビュー。『宇都宮で勉強会あるんだけど描いてみない?』『いきます!』の二つ返事で引き受けたら、当日宇都宮で『ひとりで描くの今日がはじめてですか?』と聞かれて現実感に焦るという衝撃のデビューでした…。

peatix.com

描きはじめて集中してきたら、必死になって描きすぎて大作に!主催の多ぁ望さんが記事を書いてくれました。

新たな習慣へのトライ ペンが滑るようになった瞬間

VFFでエモさに触れる

2017年はビジュアルファシリテーションフォーラムもあり、裏方を少しだけお手伝いさせてもらいました。

www.vfforum.com

日本全国から集まった方々が、どうグラフィックを活用して挑戦してるか、エモい話ぞろいでした。これまで、スケッチノートを共有したときに「これは記録としては主観が入っている」論があったりして、もやっとすることが多かったのだけれど、会の中で『主観じゃん、って言われたら主観です、って答える』と三澤さんが話されていて、納得いった。

縦割りの超でかい組織のなかで、信念を持ってゴリゴリやってる方や、ITサービスの世界とは全然違う、まちづくりや学校の話を聞けて、記録を越えた『描くとはなにか』を考えさせられました。

ハッカソンでアイデアを形にする

そんななか、NRI主催のハッカソンに参加。開発のために即席ジャーニーマップを作りました。ふせんと模造紙に対する恐怖がなくなって、場でぐいぐい描けるように。ペンを握って、合意形成のために外化していく身体の動かしかたが、ちょっとずつできるようになっている気がする。

外化したものを広く発信してみる。

2年もすると、だいぶ描くことに慣れてきて情報をまとめることに自信がでてきました。Product Manager Conference 2017で描いたものをツイートしたら、予想以上に反応をいただき嬉しい反面拡散力にビビるなど。

ふりかえってみて

グラレコは筋トレ

ふりかえってみると、ゆるゆるとでも『聴いて構造化して表現する』筋トレを意外と続けていました。スケッチノートから始まり、聞いた情報をノートに書き留めるのに精一杯だった状態から、おおきな紙へ。自分の記録用だったノートは、様子を伝えるための手段に変わりました。10分のTEDの聞き取りで限界だった集中力は、事前に内容がわかっているセミナーか事前知識があるテーマの勉強会なら60分持つようになりました。一足飛びにはいかないけれど、徐々に力がついておりました。

ビジュアル言語を手段としてつかう

視覚化する、場に出す、ことの重要性がなんとなくわかりはじめた1年でした。最近は、ふりかえりやサービス立ち上げ時の情報設計などなどいろんな場にプロッキーとふせんと模造紙をかかえていってはせっせと視覚化を試みています。

プライベートでは、通院の際にも使ってみました。診察の際にいつも、それまでの状態を論理立てて説明できていないようなもやっと感がありました。事前に1枚にまとめて説明したら、「すごくわかりやすかったです、こういうのを職業にしたらいいのに!」と先生に言っていただき、すごくすっきりしました。論理的に説明するのが苦手でも、ビジュアル言語を第2言語として補足的に使うのもありなんだなと。

「グラレコ」という言葉にとらわれず、PJやその場の合意形成のために、これからも試行錯誤していこうと思います(=^・ω・^)ノ