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いまの状況を書き留めておくことにした

世の中が、新型コロナの影響で目まぐるしく変化している。過去の自分のブログを読み返して、こういうときの自分の状況を残しておくといいかもしれないと思ったので書いておくことにした。

今の状況

今は毎日8時前に起き、8時に有志でリモートで集まってラジオ体操をし、家で仕事をしている。もともとコアタイムもない裁量労働制なので、時間の使い方は自由だ。VPNが繋がりにくいこともあるので、昼間は長めの休憩を取って夜にたおしたりして働いている。やることは変わらずあるので、なんだか忙しい。気づいたら夜になっている。

2月半ばにCIIDのワークショップに参加し、その会場も入っていたビルで罹患者が出たこともあり、念のためにと2月末に2週間ほど在宅になっていた。3月に一旦オフィスに通勤していたものの、世の中の状況からリモートが推奨になり、4月頭の緊急事態宣言からフルリモート体制になり、GWが近づいたいま、国は方針を発表していないものの、所属している会社は5末までフルリモートになった。いろんな制約のなか、いろんな人がより状況を改善するために尽力していて、変化に対応していくってかっこいいなと思う。

フルリモートワークで変化したこと

タイムラインでこんなツイートをみかけたので、考えてみた。

身だしなみの変化量

化粧しない日が増えた。ビデオ会議や外出で化粧するにも面倒なのでプチプラのクッションファンデで済ますようになった。クッションファンデ、早くてよい。フルリモートになる前、マスクして外に出てる時は汚れるのでリップメイクをしていなかったのだけれど、自宅だとリップメイクで遊べて良い。 会社に着て行ってた服は全然着なくなり、スウェット地の動きやすい服で過ごすようになった。AZULのトレーナーがヘビロテされている。物を持ち運ばないので鞄も使わなくなった。お気に入りの春コートも出番なしである。

気分転換の仕方

天気のいい日は観葉植物をベランダに出して水やりをするようになった。豆苗やアボカドも育てている。仕事の前に朝の散歩もしたりして、なんだかスローライフでおじいちゃんみたいな生活になったなと思う。 オンライン飲みもちょくちょくやっている。

身体のメンテナンス方法

有志でオンラインで集まり、朝のラジオ体操をやっている。仕事前に朝散歩もしている。オフィスに出ていた際には8千〜1万歩歩いていたので、全然運動量が足りていない気がする。先日歯医者のために外出したら疲れすぎて寝てしまった。

雑談の効果や必要性、実施方法

めっちゃ必要だなと思った。会社に雑談タイムができた。オンラインランチもたまにやる。みんなの状況が分かり自分だけではないことを安心できる。

新しく始めたこと

週次でオンラインでReact勉強会をやっている。2時間くらいコード書くのに集中するとだいぶ気分転換になってよい。5月にはりあクト!本を終えられそう。

事前にやって良かったこと

2月末の在宅の時点で、その時の椅子と机では肩が凝るしお尻が痛すぎて30分も座っていられないことが判明し、緊急事態宣言が出る前に奮発して良い椅子を買った。あと、捨てる予定だった広めのデスクを組み立てた。会社のノートPCのキーボードが打ちにくいので、キーボードも新調した。この前届いたクレジットカードの請求書がすごいことになっていた。おかげさまで腰やお尻の痛みと肩こりからは解消された。

消費の変化

いつも昼夜と会社の食堂で食べていたものだから、スーパーの食費ががつんと上昇した。ただ、毎朝コンビニに寄って買っていたお菓子や朝昼の飲み物を買わなくなったので、意外とお金は使わなくなっているのかもしれない。ライブに行けなくなったがグッズはなお買っている。服や化粧品は全然買ってない。

自宅やオフィスに対する価値観に変化があったか

机を拡張して椅子を購入したので、部屋がちょっと狭い。広い家に引っ越したくなった。これまではある意味、帰って寝るだけの空間だったのだけれど、「過ごす」ための部屋になり、部屋が片付いてきた。 オフィスには全然行ってないので、自分の席がどこにあったか忘れそうである。仕事は全然家でもできて、横槍が入らないので集中できる。ただ、様子がわからないので情報が少なくなっている感じもある。

ストレス

3年前くらいから慢性じんましんとゆるゆる付き合っているのだが、最近蕁麻疹が酷くなってきた。引きこもって仕事をするようになって薬を飲んでも抑えきれないときがあってかゆい。元々食いしばりもあって、夜はマウスピースを使っているものの、奥歯が2本欠けてしまった。一本は縦に深めに割れてしまったらしく、根の治療含めた歯医者通いが続いている。フルリモートだから、通勤やらストレスが減ったと思いきや、別のストレスがあるのかなという感じ。フルリモートになり、成果が出せていないのが目に見えてわかるようになり、しんどさがある。オフィスにいると通りがかる同僚がしかめっつらしてるよと注意してくれたものだが、おそらく今ひとりですごく眉間にシワを寄せてモニタを見ているのだろう。 居心地が良かったSNS上には、いつも以上に思想と主張が溢れていて、なんだか居心地が悪くなってきた。空間を変えたり、対面で人と過ごすことって大切だったのだなと思う。

エコシステム

弟はトラックの整備士だ。夜間、物流のために走るトラックなんかも整備している。わたしは家に篭ってデジタルの仕事をしていて、生活するために宅配を使ったり、スーパーに行ったりしている。スーパーには商品を運ぶための物流があって、その物流のためのトラックは、また弟のような専門家が支えている。なんて世界は繋がっていて、回っているのだろう。ふと、自分はその社会のシステムのなかに、ひとつでも価値を提供できているだろうかと、思ったりする。1月末に、世界がこんな状況になるとも知らず、デンマークに海外出張にいってきた。その時から、社会のエコシステムとデザインの役割ににすごく意識が向くようになった。この不確実な状況で、その感覚がより強くなっている。

オンライン帰省という名のビデオ会議

GWの香川への帰省は今回は帰れない。次の夏休みも、おさまるかどうか微妙だと思う。安倍総理がオンライン帰省などというものだから、実家とビデオ会議する方法はないかしらと電話してみた。両親はどちらもガラケーで、母親に至っては携帯でネットができる状態もない。パソコンはあるけどカメラなんてついているのかしら、ついていないと言ってたけど...ということで、その日は結局そのままだった。

ある日、日にちをまたぐくらいの夜中に親から電話がかかってきて、話を聞いたら「すかいぷ」というのをインストールしたから、これでオンライン帰省ができる!という話だった。父親がMS-DOS時代くらいからパソコンいじりをしているので、家には古いデスクトップと、2万円くらいのノーパソがある(ちなみに父母2人とも同じのを持っている)。いくらパソコンおたくだったからといっても、父は最近の流れまではついていけていないらしく、Yahoo!だとチャットができた!ということで時代が止まっている。「すかいぷ」でもできるというから、インストールしてくれたらしい。

母がテレビ電話をするというので、普通の電話のほうで状況ききながら、「何で登録した?」「いま画面になにがみえとる?」「何色のどんなボタンがある?」「じゃあその受話器マークを押してみて」と相手側の画面を想像しながら一個ずつ解決していって、あーこれってCSの方たちがやってることに近いのかもとすごく思った。電話番号を登録したというので、私が知ってるSkype IDの概念がなかった。電話番号で検索してこちらからコールするところからスタート。どこを押せば通話開始されるか分からず(承諾しないといけないので)、1回目は失敗した。向こうの画面には履歴が見えているっぽかったので、承諾ボタンを探してもらったけれど、承諾という概念も難しいのだなと感じた。最終的には、向こうからコールしてもらう形で無事につなぐことができ、ビデオ会議に成功した。

福岡時代も東京時代も、約17年間(!!)、両親はわたしの元を訪ねたことがなかったので、暮らしを知らなかったのだが、画面ごしに知ることになった。なんだか、どこでもドアみたいだった。

いのちだいじに

テレビでは、知っている芸能人の方々の悲報が流れてくる。若い頃の総集編を見ながら、その時期はこんな最期になるなんて想像できないものな...生きるって尊いな...と思ったりしている。わたしは年齢的に危険と言われる年齢じゃないけど、この前受けた人間ドックで、思いがけずいくつも不調が見つかり、病院にいかないといけないこととかもあるし、テレビ電話に映る両親は予想より髪に白いものが混じっていたりして、60代、もうすぐ70代だなと現実を感じる。去年書いた記事に、思うことが多い。

hiromitsuuuuu.hatenablog.com

最近、大好きな瀬戸内芸術祭の作品のひとつである「漂流郵便局」の書籍の2冊目が出た。亡くした母親に向けた手紙が多く、いつか人はいなくなってしまう儚いものだよな、限られた「生きる」を楽しまなきゃなと思ったりしている。

家に引きこもっていると、いつもより気持ちが落ち込む。ただでさえ引きこもりで気持ちが落ち込むんだからそんなこと考えないの!って話かもしれないけど、浮かんでくるもんはしょうがないぢゃんね。